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「Aちゃん、快斗、おはよー」
青子ちゃんの元気な挨拶に和みつつ、私も挨拶を返す。
今日の朝は快斗と二人で登校したのだ。
いつもは青子ちゃんも一緒に三人。
しかし今日は怪盗キッドの予告状のことを快斗に相談するため、お願いして二人で登校させてもらったのだ。
＊
『あのね、快斗……予告状のこと毛利小五郎さんに相談したの』
『そしたら"青と金の宝石"は私だって言われて』
『成程、Aの容姿にピッタリってことだな』
『当日不安だから、その……家に来てくれないかな？』
＊
コナン君のことはタイミングが無くて話せなかったけれど、何とか予告状の話を打ち明けることができた。
そして上のように『家に来ないか』と誘った結果……
……次の満月の夜、快斗は家の用事があってどうしても行けないとのことだった。
少し残念に思いながらも、しょうがないと自分を納得させた。
ていうか、残念って……遊ぶわけじゃないんだから。
ちなみに次の満月の日はスマホで検索すると出てきたため、雨が降らない限りは確定である。
「Aちゃんどうしたの？なんか悲しそう……」
青子ちゃんに言われて、はっと気付く。
いつの間にか顔が強ばってしまっていた。
慌てて笑顔をつくり、「何でもないよ？」と言えば青子ちゃんは「快斗に何かされたらいつでも相談してね！」と私を笑わせてくれるのだった。
そしてトイレに向かうため廊下に出ると、頭に大きな手の温もりを感じた。
びっくりして後ろを振り向くと、そこには少し眉を下げて笑う快斗の姿が。
「まぁ、気にすんな」
俺がいなくても大丈夫だろ、とそっぽを向いて言う彼の不器用な優しさに、何とも言えぬ愛おしさを感じる。
彼がいる世界はとても色鮮やかで……そしてやっぱり、心地よい。
この時間が永遠に続けばいい、と、冷やかすクラスメイトに顔を赤くして怒る快斗の横顔を見てふと思った。
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華美 - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» 初期の頃からですか！ありがとうございます嬉しいです！これからも頑張ります〜 (2019年6月21日 19時) (
レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
木実こむぎ@Project KZ副隊長(プロフ) - うわぁぁあ( ；∀；)終わってしまった、、、初期の頃から読ませていただいてました！番外編待ってます！( ´ ▽ ` )ﾉこれからも頑張ってください！ (2019年6月21日 18時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
華美 - 雨上がりのcrewさん» わわ、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年6月19日 10時) (レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年6月16日 15時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華美 | 作成日時：2019年5月7日 21時
