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MK side
((ｷｷｰｯ
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近くから聞こえた物騒な音に目を覚ます。そして同時に、隣にあるはずの体温が感じられなくて絶望した
Aが居ない
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『ﾁｯ、何やってんだよ…俺』
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寝癖もパジャマも、今はどうでも良くて、ただ音の原因がAじゃない事を願い外へ走り出す
………だけど、ダメだった
コンクリートに横たわるAから流れる血。Aにぶつかったと思われるトラックの運転手は動揺しており、横たわるAの前で、オドオドしていた
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『……どいてください』
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トラックの運転手にそう告げ、血がつこうが関係なく横たわるAを抱きしめると、悔しくて涙が出た
こうなるかもしれない事が分かっていたのに、Aが居る安心感で夢の中に居た自分が本当に恨めしい
"俺が絶対守るから" なんて、言ったくせに何やってんだ
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『A、ごめん……っ、痛かったよな…』
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そう問いかけるが、もちろんAからの返事は無い
愛する人の死というものは、何度見ても慣れないものだ。いや、慣れないように人間作られているのかもしれない
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しばらくすると警察やら救急車やらが集まってきて、俺からAが離される
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1度目とは少しずつ変わっていた
Aが死ぬのも1日遅くなった。Aがご飯を作ってくれたし、手も繋いだ。キスも1度目よりずっと長かった
大丈夫、またタイムリープできるはずだ。そう考える前に血まみれのままあの場所へ走り出す
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ごめん、俺謝らないといけない
元カノにそっくりで、そういったのもその場しのぎの嘘だったんだ。その元カノも浮かべていたのはAの事だった
名前をまだ聞いていないのに、名前を呼んだのもこれで会うのが2度目だから。実はずっと知ってたんだ
あとね、Aと過ごして11日目を超えた時、ちょっと安心してたんだ。過去が変わったって。油断してた、だから……
Aに痛い思いさせてしまった。
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『どうか、どうか……俺がAを助けるから、もう一度機会をください…っ、』
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今度こそ……
Aの未来は俺が守るから
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
