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「マークは、ここで生まれ育ったの？」
『ううん。実は仕事…？の用事でここに来たんだ。1ヶ月前くらいかな』
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"仕事" と断言仕切らない彼。考えてみてもここにどこかの会社の支店があるようには思えなくて詰めてみれば、なんと彼は作曲家だということが分かった
新しい曲を作るため、この海が見える新しい環境で作りたかったようでこの町へ来たらしい
初め、田舎っぽさが残った人だと思ったが……うん、やっぱりどこかこの町に溶け込んでる気がする
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「どんな曲を作るの？」
『うーん、提供する人によって変わるけど、今回はナムジャアイドルに作る曲なんだよね
爽やかな感じにしようかなって思ってる』
「ふ〜ん……音楽の事は全く分かんないけど、ここなら良いインスピレーション受けれそうだね」
『そうなんだよ、ここは最高なんだよね』
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今日元々作る予定だったオムライスをおにぎりにしたのを片手にビールを飲み、夜の深い色に染まった海を見つめるマーク
BGMに流れている、海の満ち干きの音ですら彼にとっては音符に変換されているのではないか。そう思わせるように、自然に歌う鼻歌
マーク独特の高めだけどハスキーな声が凄く心地良くて、歌まで上手なんだって驚いたと同時に彼の作る音楽がどんなものか気になり始めた
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「……その歌が新しい曲？」
『……あ、うん。まぁ、そうだね』
「まだ製作途中なの？」
『………うん』
「ねぇ、もし私がここにいる間に完成したらその曲聞かせてよ。私、マークが作る曲に興味ある」
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"チンチャ…ッ" ほとんど息のような声を出し、何だか照れくさそうにまたビールを1口飲み込むマーク
暗闇の中、やけに明るい月明かりが彼の少し赤くなった耳を照らし出していた
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『それじゃあ、Aがここから帰る時、聞かせてあげる』
「……え？私、ここに2週間しかいないけど？」
『うん。それでも』
「無理はしないでね？マークのペースで……」
『大丈夫、絶対聞かせてあげる
＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aに聞いて欲しいから』
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バチッと合わさった視線から、一気に体が熱くなるのが分かった。冷まそうと置いていた缶ビールをごくごくっと飲むが、アルコールのせいで体がさらに熱くなる
そんな私を隣で優しく微笑みながら見つめるマークに、好きだって感じてしまった
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
