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「ごめんね準備中なのに……前のお会計済ませずに帰っちゃったから…」
DY「……やっと来た」
「え？」
DY「もう、来ないかと思った」
「ちょっと、そんなに根に持ってたの？流石に遅くなりすぎたかなって思ったけど…でも、ちょっとくらい信頼してくれてても……っわ」
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私が全て話終える前に突然腕を引っ張り自分に近づけるドヨン
いつにも増してその目は真剣で、凄く悲しそうだった
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DY「先に謝る、ごめん」
「え、？な、なに…」
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それだけ言うと、入った事の無いお店の裏側に通される。ドヨンはどうやらここで住んでるようで、裏には生活感が漂っていた
どこに通されるのか分からないまま途中にある階段を登っていく
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「ね、どこに…」
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2階に登ってすぐの扉の前でドヨンが突然立ち止まる
怪訝そうな私の顔を見てまた、ごめんと謝るドヨンが分からなくてドアノブに手をかけて中を見てみると信じられない光景が拡がっていた
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「わっ、私……帰る…」
DY「待ってって……お願いだから、1回だけ話聞いて」
「ねぇ、ドヨンまでなんなの!?友達だと思ってたのに、私を苦しめたいの？」
DY「だから謝ってる。けど、」
「やだ。もう終わったんだもん」
DY「やっと見つけたんだよ、猫」
「……猫？」
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.
猫と聞いて思い出した、ドヨンの友達が猫に恋したという話
でもそれとこれがどう関係する？
.
.
DY「やっと気づいたんだって。Aがその猫だって」
「……はい？」
DY「僕の言ってたその友達、テンの事なんだ。あの日驚いた、テンがAの腕引っ張って出ていった時
すっごい気分悪そうにして戻って来て、それからあいつずっとあの調子なんだよ。」
.
.
扉は閉まっているが、その奥のあの人がまるで見えているように扉を見つめるドヨン
一方の私は何が何だか分からないままだった。何故ここにあの人がいるのかも、ドヨンが言っている言葉の意味も
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DY「あいつ、馬鹿だから分かってないんだよ。自分がどれだけAを愛してるか」
「待って……違う。私言われたんだよ嫌いって。自分の思い通りにならない私なんて嫌いって…ハッキリこの耳で聞いた」
DY「ちっ…だから、分かってないんだって。誰かの言葉1つで自分がコントロール出来なくなってるのが怖かったんだと思う
誰かに執着されるのが嫌いなのに、自分が誰かを必要として執着しようとしてるのが……それがAだったから」
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
