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付き合ってください ページ2

「A先生!付き合ってください!!」


『エイトくん毎回飽きないねぇー』

「好きですから、」


『でも答えはNOだ。』


いつもの会話、だいたい10回は超えたかなホントに毎回凄いな、と思う。

私の何がいいのか知らないがよく飽きないものだ。


私はそう言い残すと保健室に帰る。


今日もめんどくさいなぁ今日の仕事は包帯の在庫確認、地味だな。


椅子に持たれながら思う。


「A先生それでも早くしてくださいね。」

『わぁ、マルバス先生なんでいんの?』


どうやら心の声がもれていたようだ。


「今日の昼からの授業手伝って欲しいことがあって、」


『あーはいはいまた気を失った生徒の処置ね、』


はっきり言って保健室の仕事は毎回同じでめんどくさいしつまらない。

だが拷問学の実践で気を失った生徒の処置はもっとめんどくさい。


「また声にもれてますよ、とにかくお願いしますよ、」


それだけ言うと行ってしまった、憂鬱になる。


「A先生どうしました?」


また頭上から話しかけられる、どうやらエイトくんのようだ。

 
『やぁエイトくんさっきぶりだね、警備は終わったの?』


「そうですね、A先生に早く会いたいので急いで終わらせて来ました。」


斜め上の答えが返ってくる。

『そっか〜、ねーエイトくん私もう仕事やめたい、めんどくさい。』

 
「それは僕のところに嫁ぎたいってことですか?」

『いやどうしたらそうなるんだよ。』

「だって僕のお嫁さんになったら働かないようにしてあげますよ、」


『それはいいことをしったな〜でもいいや、最近は面白いことがいっぱいあるし、』



特にアブノーマルクラス、あの子たちは本当に面白い。

何回か授業で行ったことあるが、凄い楽しい。


カルエゴ先生が毎回疲労しきった顔でいるのも面白い。

その度にロビン先生が余計なことして怒られるまでがセットだ。


「A先生、今は僕といるんですから他の奴のこと考えないでください。」


今更ながら何でこんな彼氏づら出来るのだろうと思う。

『ごめんねぇー機嫌直して、私もエイトくんの顔見て元気でたから、』


「直りました。」


『早いな、そして尻尾しまって、火ついてるから。』



ぶんぶん振っている、そんなに嬉しいのか、

まぁ彼の顔を見て元気になったのは本当だけど、


『じゃあ私はこれから仕事をするよ、エイトくんもお互い頑張ろうね。』


「はい、僕も仕事に行きます、また来ますね。」

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作者名:天音 | 作成日時:2023年8月25日 22時

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