【バンやろ】出会い…そして…【短編集】

【佐伯翼・徳田吉宗】ナンパ? ページ34

『…………((ｽﾞー』




何故私はここにいるのだろう…




佐「ねぇ君〜良かったらこれから俺達と遊ばない?」


徳「あっ!そこのお姉さんもどうですか‼」




何故私はこのナンパ野郎達と共に行動しているのだろうか……

さかのぼること数分前




『今日は久々にエデンでライブだ…楽しみ』




愛しのミコにも会えるしね♪
ルンルン気分でエデンへ向かっているはずだった……だったんだ…!




佐「あれ?A?」


徳「あ…ホントだ」




佐伯と徳田に出くわしたのだ…
というか何故この二人が一緒にいる




佐「A今暇?ちょっと付き合ってよ」


『はぁ?やだよ……どうせナンパの手伝いとかでしょ?
エデンで愛しのミコが待ってるの』


徳「まぁまぁそう言わずに!」


佐「ジュース奢ってあげるよ

なんだっけ?最近オープンしたあの店の限定ドリンク」


『((ﾋﾟｸｯ』




くそぅ…ジュースにつられてしまった自分が憎い!
でもジュース上手い‼




『というか…片っ端から可愛い女の子にばっか声かけるから駄目なんじゃないの?
遊べれば誰でもいいんだって思われるよ?

ターゲット絞って本命にだけアタックすればいいのに……』




って……何アトバイスしたんだ…早くエデンに行きたいのに……




佐・徳「………」




目を合わせ黙り混む二人……何……?




佐「Aちゃんさ〜あ…何か勘違いしてない?」


『はっ…?』




勘違い……?




徳「俺らがいつナンパ手伝ってって言った?」


『え……?』




意味がわからない……気がつけば路地裏に連れていかれていた…




佐「俺さぁ…本命いるのよ?
ソイツにちょっとでも嫉妬してほしくてナンパしてんだけど?」


『え……初耳…』




でも……誰なんだろ…優奈ちゃんとか?




佐「鈍感 お前のことだよ」


『はぁ?』


佐「俺の本命はお前だよA」


徳「ちょ!?翼パイセン抜け駆けなしッスよ!?」




佐伯の本命が……私?
それってつまり……




徳「俺もAちゃんが好きだよ」


『はぁ!?』




徳田も!?私が好きって……




佐「俺と吉宗…どっちもお前の事が好きなんだよ

だから……選んで?」


徳「俺と翼パイセンのどっちがいいか……」


『そんなの……』




貴方が選ぶのは…どっち?

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