575話 ページ18
陽月side
試験がおわり、無事合格したのと、不合格者の救済措置があることを確認して、ギャングオルカと連絡先交換した。
点数？百点満点だったよ。
減点方式なのに加点されるんじゃないかって勢いでコメント入ってた。そりゃ、経験者ですから。
でもまぁさすがに自覚あるよ。だってほぼほぼ全域に氷の鳥飛ばしたり、敵の出現場所を予測して避難場所をそれとなく誘導したりしてたもんね。
うん、知ってる。オーバーワークだよ久々のブラック労働懐かしいなぁ。
動揺は見せてはいけない。責務は果たさなければならない。そして、それを実現させる実力がないといけない。
ああ、もちろん。私はそれを、鬼殺隊に所属していた数年で培った。
もともとの気質もあるだろうがね。
真堂「紅蓮さん、少しいいかい？」
『あ、腹黒猫かぶりくん。何か用？』
真堂「その呼び方やめてくれない！？」
『ははっ、事実じゃん』
笑って言ってやれば、はぁと溜息をつかれた。はじめっからバレバレだよ、ばぁか。
その胡散臭い笑顔やめろ、笑いそうになるだろ。
実のところ、私はこいつの好青年風の演技が嫌いなのであって、こいつ自身はそれなりに気に入っている。なんなら「猫かぶり」してること自体もなかなか気に入っている。嫌いなのは演技だけだ。
『あんた、そっちのほうが私は好きだなぁ。その腹黒さは、対ヴィランでは強いよ。演技の胡散臭さなくせるようにせいぜい猫かぶりをうまくするんだね』
真堂「……案外イイ性格してんのな」
『お互い様じゃんよ』
うん、気が合う。腹黒面で気が合うやつだこれ。
『あ、これあげる』ぽいっ
真堂「うわ！…なにこれ」
『自販機で買った甘酒』
真堂「どういうチョイスだ」
「の、缶に入ったグレープソーダ炭酸強め」
真堂「どういうチョイスだ！！」
『そういうわけわかんない自販機おいてるとこがあんだよ。ほんとに強いから一気に飲まないようにね。じゃ』
あの人なんであんな自販機ばっか作るんだろうなぁ。さすがに中身がタバスコだったときは叩いたけど。なに考えてんだあの馬鹿。ちなみに父さんの知り合いね。
いやどんな知り合いだ。個性つよつよ同級生しかいない私が言えることじゃないかもだけどさぁ。
・・・血かな。
＊＊
ドオォォォォンッ！！！！
まったくあの幼馴染は……。
はぁ、と私は、呆れながらも仕方ないというように白い息を吐いた。
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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