572話 ページ15
陽月side
刃を振るう。相手の凶刃が、間違っても私より後ろにとばないように。
夜嵐「ヒーローってのは俺にとって熱さだ！」
息をする。冷やし、凍らし、目の前の敵が万が一にも逃れられないように、冬の牢獄を作り出す。私自身を、牢獄とする。
夜嵐「熱い心が希望とか感動を与える。……だからショックだった、その目からはただただ冷たい怒りしか見えてこなかった」
静かに目の前を見据え、辺り一帯に神経を張り巡らせる。何があっても逃さぬよう、一切の隙を見逃さぬよう。この場のすべてが私の守るべきものとして。
私は、私に課すべき責務を認識し続ける。
夜嵐「そして、入試の時あんたが誰なのかすぐに分かった。なんせあんたは、全く同じ目をしてた！！」
轟「同じだと……？ふざけんなよ、俺はあいつじゃねー」
絶えず体を動かし続ける。思考を働かせ続ける。
何が最善か、何をすれば一番救えるか。
何をするのが、一番私のやるべきことで、私のやりたいことなのか。
私が私をオリジンとする以上、私の心が、私にはすべてであり、正解だから。
そして何より＿＿＿＿＿＿
夜嵐「俺はあんたら親子のヒーローだけはどうにも認められないんすよ！！」
『やっかましいわ！！』
ズボッ！！
この馬鹿どもへの怒りを抑えるために。
まぁその努力もむなしくぶちぎれちゃったけど。
ギャングオルカを相手取りながら、周囲に救助対象がいないことを確認し、お互いに風と炎をぶつけようとする二人を直前で地面から飛び出した【帯】を使って地面に体を埋め込む
何考えてるんだお前ら。私怨を挟むなって言ってんだろうが。今、襲撃中。ねぇ、絶賛テロリストの頭と交戦中。
なにほったらかして個人喧嘩始めてんだよ、それも一歩通行のドッヂボールじゃんか。
喧嘩するなら他所でやれ。
『二人とも今の私らの状況分かってる？ねぇ？私たちヒーローなのよ、目の前にヴィランがいるのよ、何よりこれ救助が最優先の訓練なのよ。
避難が終わって、私が抑えられてるからいいものの、間違っても個人で喧嘩するための場所じゃないのよ。
死にたいの？それとも巻き込んで一般人殺したいの？
チッタァ頭冷やせ精神年齢五歳児ども！！』ブンッ
ゴッッッ！！ バリンッ
鉄扇を出して、適当な大きさと硬さの氷塊を作り出し、二人の頭に落とす。もちろん応戦しながらだよ仕事増やすな。
ギャングオルカ(片手間で相手されてる……？)
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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