好きだから。《紫》 (ページ9)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:13,435 hit

9 ページ9

side A

あーあ、ベタなやつでも良いから恋愛してみたい。

例えば、委員会で一緒になって、だんだん距離が近くなって､､､⁉みたいなのでも。

もう高校生。そろそろ彼氏欲しいよ､､､

このまま大人になって､､､年齢＝彼氏居ない歴になって､､､

あーあ､､､

ひかり「なーにしてんのー」

A 「うわっ‼‼‼」

ひかり「なにっ‼‼‼‼」

A 「驚かせないでよ！」

ひかり「なんでよ！なにしてんのって声掛けただけなのに！」

こいつはなんだかんだずっと一緒にいる。阿部ひかり。

でも、今思うと凄いよね。

幼稚園から小学中学、高校までずっと一緒。

唯一私が悩みを打ち明ける事のできる人。

そうそう、ひかりは私が辰哉と住んでいること、辰哉を恋愛的に好きなこと。その他諸々

全部知ってる。

因みにひかりの兄、亮平くんとひかりも双子。阿部双子と渡辺双子、あと涼太。

イツメン化して早9年目。

ひかり「なーに、また辰哉ー？」

A 「え、ちょ、声でかいって」

ひかり「えー？そうかな？Aが小さすぎんだって」

A 「ひかりって亮平くんと差ありすぎ。もう別人じゃん」

ひかり「えー？私阿部ですけど？」

A 「いやそういう事を言ってるわけじゃないから」