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side ふかざぁ
今日は、『あの日』から丸5年。
11歳だった俺も、16になった。
何があったのか、説明するね。
＿5年前
辰母 「辰哉、ちょっとおいで」
辰哉 「んー？なにぃ」
辰父 「辰哉、ちょっとお父さんとお母さん、出掛けてくるから、留守番、しててくれるか？」
辰哉 「うん、いいよ！すぐ帰ってくる？」
辰母 「うん、小一時間くらいね」
辰哉 「うん、わかった！いってらっしゃい！」
小さかったから。幼かったから。今思い返すと父さんと母さんは明らかにおかしかった。
だって、出かけるくらいで「ちょっとおいで」なんて言われたことなかったし。
今だったら分かるけど、当時はわからなかったんだろうな。
＿小一時間くらいって言ってたくせに。
もう5時間経ってる。
お腹すいた、ゲームもちょっと飽きてきた。
暇だし、翔太とAの所行くかぁ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
↓翔太とAの母で辰哉の母ではないですが『母』と表記させていただきます
母 「はーい、あら、辰哉くん、どうしたの？」
辰哉 「あのね、お父さんとお母さんが帰ってこないんだ。一時間で帰るって言ってたくせに、もう5時間も経ってるんだ。なんかおかしいよね､､､？」
母 「あら、そうなの､､､私、連絡してあげようか？」
辰哉 「いや、さっきから多分10回くらい電話かけてるけど、一向に出ないんだ。」
母 「そうなの、まぁいいわ、お入り？」
辰哉 「ありがとう！」
辰哉 「翔太！A！」
翔太 「辰哉！」
A 「辰哉！どうしたの？」
辰哉 「なんか親が帰ってこないんだよねぇ､､､」
翔太 「え、それって大丈夫なの？」
辰哉 「いやぁー、わからない。電話も繋がらないし、何かあったのかな､､､」
TV 「速報です！」
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作者名：淘蒼toa | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/#nindex
作成日時：2022年8月10日 8時
