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貴女side
「A〜！心配したんじゃよぉおお」
通話が繋がっているというのに、がばっと後ろから抱きつかれる。ということは携帯は朔間くんに持たせているのだろうか。
なんて。
冷静に考えられる暇もないほど、一気に心臓はばくばくとあらぬ方向に跳ねる。こんなに近くに男の人を感じたことなんか、なくて。朔間様の使っているシャンプーの香りが甘く漂う。顔中に熱が集まっていく。
「さ、朔間様…」
私の声にハッとしたのか、腕を外して謝ってくれる、朔間様。
困ったように笑う彼に、私も苦しい苦笑いを浮かべて大丈夫です、なんて冷静ぶって答える。帰ろうかの、と鞄を持ってくれる朔間様に頷いて、私は影片さんと斎宮先輩に頭を下げる。
「お邪魔しました。あの…ありがとうございました」
「ええんやで。Aちゃん、裁縫上手だったし、良ければまたおいでや。なぁ、お師さん」
「零の妹となれば話は別だ。気が向いたら来るといい」
まだ視線を手元に落としているが、斎宮先輩も影片さんもあたたかい笑顔を向けてくれた。朔間様も、斎宮くんにも世話になったのう、とお礼の言葉を朗らかに向ける。
「はい。ありがとうございます…」
無意識に、私は笑みを浮かべていた。
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「のう、A」
「なんでしょう」
二人で帰る道すがら、ふと朔間様に声をかけられる。視線を彼の方に向けると、朔間様も私に視線を向けてくれる。
「実は、パーティというか貴族の交流会のようなものがあるんじゃが」
「はい」
「Aも妹として世間に伝わっておるんじゃ。お前さんは��有名��なんじゃよ。今までそういうのは断っていたんだがな、主催者がどうしてもというので断れなくて」
出てはくれんか？と困り顔で聞かれ、私の顔が少し引き攣る。
「社交ダンスはできるかえ？」
「…ワルツと、べニーズワルツなら多少……」
「十分じゃよ。あとで少し確認しようかの」
どうやらこれは決定事項のようだった。未だに少し困ったような笑みを浮かべる主人に、私は安心させるようにため息まじりに微笑んだ。
「仰せのままに」
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蝶遊(プロフ) - 私も推しが似てて嬉しいです〜！ か、活躍…できる限り頑張りますっ！！笑 (2018年9月2日 7時) (
レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - 蝶遊さん» 来てしまいました~笑 推しが似てて嬉しいです..凛月くん人気!!!!!!!!! 今後の作者様の活躍を期待していますっ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
蝶遊(プロフ) - ▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中さん» わわ、こっちにも来てくださったんですね！ なんか推しが似てますね…笑 コメントありがとうございます！！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - うはぁぁぁ!!!!!!!!!歌い手小説からやって来ました(*''*) 推し…同じです！凛月くん~~好きや~~！！笑 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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