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日々繰り返す希望のない毎日
母親を探して、メモ帳にバツが増える
幾度となく繰り返し押したインターホン
でも、母さんは見つからなかった
僕のお母さんは僕が5歳の頃に遊園地ではぐれそれ以来僕の前から消えた。
なんの前触れもなく。静かに消えた
お母さんが今、何しているのか、どこにいるのか、生きているのか、死んでいるのか、
それすら分からない
ただ、必死になって【清水桜子】という名前の住所を訪ねることしか出来なかった
また今日も当たりを引くことは出来ず夜遅く夜道を歩いていた
すると、サイレンが聞こえ僕の前に止まる
『またか_』
そう僕が声を漏らすと
「またかってこっちが言いてぇよ。
ほら、乗れ」
僕の扱いになれている警察はこうして僕は補導された
そしてその日も別室に呼ばれて話し合い
「そろそろ気づいたらどうなんだ。
君は捨てられた。その事実から逃げたってもう何も変わらないんだ。」
静かな、冷たくて寒い部屋に男の人だけの声が響く。
『何も知らなくくせに…勝手なこと言ってんなよ
養子の家族なんて"ごっこ遊び"にすぎない』
はっきり男の目を見て言った僕
すると男は机を叩き言った
「そう言って何回養子にとってもらった家族から逃げ出してきた。
5回も家族を変えて、逃げ出した数は32回!!
これ以上迷惑をかけるな」
そういった。
『僕は1人だって生きていける。
家族なんてひとりじゃ何も出来ない奴らの集まりじゃないか。』
『はぁ、…もういい。
外であたらしい家族が待ってる。
行け。』
僕とはもう話し合いにならないと思ったのか外へ促すように僕との会話を諦めた
僕は雑にリュクサックを背負い部屋から出た
僕はたまに自分を忘れてしまう日がある
死にたいのか、行きたいのか
それとも泣きたいのか、笑いたいのか
忘れたいのか、愛したいのか
幸せになりたいのか、僕ってなんだろうか
僕の生まれてきた理由はなんなんだろうかって。
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中島侑李(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きで毎日の楽しみでした!もしよかったらなのですがJUMPのメンバーそれぞれが父親になって子育てをする作品を書いて頂きたいです! (2020年3月25日 0時) (レス) id: 1f8c90ab72 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪だるま | 作成日時:2020年2月6日 23時