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第103話 ページ6

2月がやってきた

もうすぐ冬のイベントがやってくる

そう。それは...

バレンタイン!

日頃、お世話になっているみんなにあげたいが
普段、料理をしない私に作れる気がしない

ネットで見て勉強するしかない

誰も居ない厨でスマホを見ているが
何を作ればいいか迷ってしまう

チョコを溶かして形に流して冷やす
簡単そうだが、もう少し凝ったものを作りたい


『どうしよう...』

「あれ?Aちゃん?」

『しょ、燭台切!』

「こんなところで何してるんだい?」

「腹でも空いたのか?」

『まぁ、そんなところかな』

び、ビックリした〜


『もう、夕飯?』

「買い出しに行く前に確認しておこうと思ってね」

『そ、そっか』

「ばれんたいん?」

『...っ!』

開いていたスマホを貞ちゃんに見られてしまった

『こ、これは、その...』

今、言ってしまってはサプライズにならない
どうしよう

「バレンタインって確か、女性が好きな男性にチョコをあげるイベントだよね?」

『う、うん』

燭台切、何で知ってるの!?

「もしかして、三日月さんに?」

『え?』

「違うのかい?」

みんなにあげるつもりだが、ここで言ってしまったら意味がない
 
そうだ!


『す、駿河さん!駿河さんにお願いされて!』

「駿河さんか...大変だね」

なんとか免れたかな

「へぇ。あいつにチョコか...」

「あっ、鶴さん」

「ばれんたいんか...三日月が知ったらどう思うだろうな」

『え?』

「キミが他の奴にチョコを渡すんだ。良い気にはならないだろう」

「確かに」

「ああ見えて、独占欲あるからな」

「三日月さんには秘密にしておかないといけないね」

「だな」

どんどん話が広がっていく
これ以上は嘘つけない

『う、嘘です。駿河さんに渡す予定はないです』

「クスッ。わかってたよ」

『へ?』

「Aがあいつのこと、どうでも良いこと知ってるしな」

『じゃあ、もしかしてわざと!?』

「ごめんね。慌ててるAちゃんが可愛かったから、つい」

「で、実際はどうなんだ?」

もう言うしかないか


『みんなにお世話になってるから、サプライズでチョコを作ろうと思ってて、厨が空いてたから此処で調べてたら燭台切と貞ちゃんに見つかって...』

「なるほどな」

『普段、料理しないからどうしようって悩んでたから2人が来てるの気付かなくて...』


「Aちゃん。そういうことなら僕が教えてあげるよ」

『いいの?』

「うん」

『じゃあ、よろしくお願いします!』

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年1月3日 9時

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