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第140話 ページ43

長谷部が落ち着いたようなので、次の屋台を廻りだした

「Aに長谷部。一服どうだ?」

『鴬丸はだんご屋さんなんだね』

「なかなかに美味いぞ!」

『大包平も一緒なんだね』

「あぁ。張り切っているぞ」

「かき氷もあるぞ!」

『じゃあ、だんご2本とかき氷1つ貰おうかな』

「待ってろ!」

「なかなかに面白いぞ。今度、観察日記を見せてやろう」

『うん。楽しみにしてるね』


食べ物系の屋台を全て廻り、あと残っているのは遊び系の屋台だ

「Aさーん!」

「やっと来たばい!」

「おっ。長谷部も一緒か」

「お待ちしていました」

私達に手を振るのは藤四郎兄弟のみんなだ

『お待たせ。遊びに来たよ』

「い、いらっしゃいませ」

「五虎退、緊張してるんです」

『ふふ、接客なんてしないからね』

「ねぇねぇ!僕の浴衣姿どう?」

『とても似合ってるよ。可愛い』

「何からやっていきます?」

『じゃあ、金魚すくいからしようかな』

金魚すくい、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、わなげ、射的
順番に楽しんだ

「そういえば、今日は長谷部さんと一緒なんだね」

「今日の近侍は俺だからな。A様をエスコートしている」

「エスコートか」

「か、カッコいいです」

「てっきり、三日月さんと廻るのかと思ってたな〜」

『たまには他のみんなとも絡みたいからね』

私が宗近さんと祭りを廻らなかった理由
他のみんなと絡みたいという気持ちに嘘はない
でも、今宗近さんと一緒に祭りに廻ると
あの時の祭りを思い出してしまいそうで、それは避けたかったのだ

「まぁ、たまには良いんじゃないか?」

「そうだね」



祭りの屋台を全て廻っているとクライマックスになっていた

クライマックスは和太鼓で盆踊り
屋台を休憩時間にして、みんなで和気あいあいと踊る

そして、ラストは打ち上げ花火に景品で貰った線香花火

いかにも夏の祭りの最後の定番だ


『長谷部、今日はありがとう。楽しかったよ』

「いえ。俺のほうこそ」

『こういう祭りも良いよね。年に1回したいな』

「えぇ。来年もしましょう」

『うん!』


楽しかったな
来年も再来年も、こうしてずっと笑っていたいな

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年1月3日 9時

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