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第139話 ページ42

『どうして此処に?』

「俺が居たら悪いか」

『だって、屋台って馴れ合いそうだから居ないと思ってたから』

「隣の屋台に居る鶴さんに、無理矢理誘われたんだ」

『鶴丸に?』

「僕達の開く鉄板焼か、鶴さんが開くたこ焼きのどっちかに参加するように言われてね」

「仕方なく参加したって感じだよな」

「出来たぞ」

「早っ!」

私達が話している間に綺麗なお好み焼きが完成されていた

「さすが伽羅!」

「うん。美味しそうだね」

「....」

『ありがとう。早速いただくね』

「召し上がれ」

『美味しい!』

「良かった!」

「良かったな!伽羅!」

「....」

何も言わずに奥に引っ込む大倶利伽羅
照れているようにも見えるが何も言わないでおこう

「隣で鶴さんがたこ焼きやってるから寄ってみてね」

『うん!』

「たこ焼きか。嫌な予感がするな」


長谷部の嫌な予感はスグに当たっていた

何故なら、ただのたこ焼きじゃなく
ロシアンたこ焼きだからだ
驚きを求めすぎだよ...

「おっ!やっと来たな!」

『鶴丸、1人でやってるの?』

「あぁ。伽羅に断られたからな」

「だろうな」

「何個入りにする?」

『ロシアンって何が入ってるの?』

「それは食べてのお楽しみだな」

「そんな危ないもの、A様に食べさせられるか!」

『まぁ、鶴丸がたこ焼きを開くのを聞いて予想は出来てたけどね』

「なんだ。バレていたか」

『運試しで1個食べようかな?』

「そうこないとな!」

「A様、そんな危険なもの!」

『大丈夫だよ』

「どれにする?」

『じゃあ、これにしようかな。長谷部はどうする?やめとく?』

「いえ。A様が食べるのであれば、俺も食べます」

『じゃあ、せーので食べよう』

「はい」

『せーの!』

パクッ

『ん〜辛くないみたいだから大丈夫なやつだね。美味しい』

「んんっ!?」

『長谷部?』

「おっ。長谷部が当たりか?」

「辛っ!」

『大丈夫!?』

「大量のタバスコを入れてみた。どうだ?驚いただろ?」

『はい!長谷部、お水』

「あ、ありがとうございます」

「どうせなら、Aが食べてるところを見たかったんだがな」

「鶴丸。あとで覚えていろ」

涙目になっている長谷部を見ていると相当な辛さなのだろう

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年1月3日 9時

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