僕らの恋はいつも遅い 3(JW青×緑) (ページ41)

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心配性なのはページ41

俺は1人でも大丈夫なんて言うと2人の顔が暗くなってく…

橙｢誰もいないのは仕方ないしな…、」

青｢気分悪くなったら連絡するんやで？」

心配性2人いるのも大変やな。

そして三限が始まる頃に、俺はあっくんの車に乗り込んだ。

橙｢なんかあったら連絡してな？」

｢うん、分かってるよ」

橙｢出張抜け出してでも行くから」

｢それはダメやろ笑」

橙｢でもほんまに心配なんやもん…」

そんなこと言われたって俺は別に1人でもやってける。

今だって辛くて動けないわけじゃない、普通に歩けるしちょっと頭痛いかなくらいだし…

｢あっくんありがとね、」

橙｢いえいえ、ちゃんと連絡してな？」

｢だから分かっとるって笑」

家につくと鍵が閉まってた。

時間は昼前だけど、早く出たんかな？

鍵を鞄から取り出しガチャっとドアを開ける。

そのまま自分の部屋に直行した。

制服を脱いでゆったりとした部屋着に着替える

風邪薬ってまだあったっけ？前無くなったとか言ってた気がするけど……

リビングの引き出しを覗いてみるけどやっぱり無い、まぁ寝ればいいか。

部屋は寒いけど暖房つけたら暑そうやし…、ってか現に体温高すぎて汗ばんできとるし…

そのまま布団に潜り込むとふっと睡魔が襲ってきた。

これだったら寝れそうやな

・

耐えきれない頭痛で目を覚ました。

痛った……、寝る前までこんな酷くなかったのに

ガンガンとする痛みの中、喉が乾いたので立ち上がろうとする

その瞬間枕元の携帯から音が流れた

電話、相手はりゅうやった

ピッと画面をタップすると聞こえる心地よい低音

『あっ、もしもし？大丈夫？』

｢うん、今起きたとこ」

『あ、起こしてまった？』

｢いや、ちょうど起きたの」

『ならよかった』

いつもよりトーンが落ち着いてるからか、ふわふわとした感覚に襲われる

『今学校終わったんやけどさ、ともん家行ってええ？』

｢…移るでやめとき」

『無いもんとか買ってくるし…』

｢いや、そこまで酷ないし大丈夫やで？」

『俺が心配なの』

りゅうの電話ごしの言葉でここまでキュンときてしまうのは果たして大丈夫なのか？

熱のせいで高い体温がもっと高くなった気がする

｢頼んでもええ？」

『もちろん』