僕らの恋はいつも遅い 3(JW青×緑) (ページ36)

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ベッドの中でページ36

のんはそのままなんもせず目をつぶった

と思っとったけど、

明らかに手がおかしい！！

俺の腰を撫でるように手を置く。

「ちょ、のん…」

桃「んー？」

「んー、ちゃうくて、」

目をぱっと開けていたずらっ子のような笑みで俺を見つめる

ながいって…

そして、いきなりおでこにチュッて、

桃｢ほんまに大毅は可愛ええな笑」

はぁぁ、どきどきが止まらへん

さっきまでひんやりとしていた布団も、2人の体温で暖かくなった

桃side

ほんまにおちゃめで可愛いわ

今も布団の中ですやすやと眠ってる。

さっきまで俺にどきどきしすぎてか、布団に顔を埋めとったのに

いつのにか夢の中ですわ笑

頭をぽんぽんと撫でる。

もうぐっすりやわ、起きひん。

手を伸ばしてテーブルに乗せて置いたさっきの読みかけの漫画を取る。

あと、スマホのアラームを11時に設定する。

いつの間にか大毅のお父さんが帰ってきとったら大変やしな。

俺はうとうとしながらも、続きを読み始めた。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟと機械音が鳴り響く

いつの間にか俺も寝てしまっていたようで、布団の上には閉じてしまった漫画が落ちていた。

「大毅、起きよっか」

肩を揺らしても起きない

ほんまに寝起き悪いなぁ

重たい体をゆっくりと起こしてあげる

「大毅、もう俺帰る時間。」

ゆっくりと目を開けはじめる。

ぱしぱしと何回か目をつぶって、パッチリと綺麗な目が開いた。

赤｢…寝てたんか」

少し寂しそうにつぶやく

「ちょっとだけやんか、それにしても大毅の寝顔可愛かったで？笑」

赤｢もうやめてや笑、……のん帰るん？」

「うん、もう11時やしな。寝とったらいつの間にかこんな時間やわ」

寝起きだから？それとも寂しいから？

どちらにせよ、そのトロンとした目で見つめてくんのは反則だわ笑

「また漫画見に来ていい？」

赤｢ん、いつでも来てよ」

「ありがと、玄関まで送ってって？」

赤｢りょーかい、」

玄関を開けた時寒い空気がびゅんと流れ込んだ

赤｢玄関まででええん？なんなら俺も一緒に…」

「いいの、大毅が1人になっちゃうのが1番いややから」

赤｢そんなんずるい…」

ぎゅっと抱きしめられた体

寝起きで甘えたさんなのかな？笑

「じゃ、おやすみ」

赤｢ん、おやすみ」