滅亡日記(JW橙×黄) (ページ6)

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5話ページ6

橙side

うち帰ってから淳太くんに聞きたいことを聞いた。

ご飯つぎながら尋ねる

｢淳太くんはなんで世界滅亡してもええの？
なんか隠してることでもあるん？｣

単刀直入に言いすぎたかもしれない

一瞬止まる淳太くんの目

でもすぐ口が開いた

黄｢お父さんは大企業の社長さん。
お母さんも自分でブランド立てたら年商3億超えるくらい凄い有名になった。

でも僕は1人。よく勉強が出来たお兄ちゃんは優遇された。
僕なんて除け者やった。

お父さんの会社がこっちにも新しく出来るからって来たけど、お父さんの優しい扱いなんて受けたことない。
家では孤独やった。ストレス発散にも使われた。

照史と喋れるん凄い嬉しいねん。こうされたこと1度もなかったから…｣

意外にも長くて、重いエピソードが来てびっくりした。

淡々と喋るくせに涙目だ

でも

自然と俺も話してた

｢そうやったんやね。｣

淳太くんは涙目のまま話した

黄｢僕と照史って似てる気がするの。照史…照史のことも話して？｣

そんなふうに言われたら言うしかないよな

まぁ俺だけ聞くのもアレやし。

｢俺は……小さい頃に両親が亡くなって叔父が育ててくれた。
でも叔父もすぐ病気で亡くなって俺は入りたくもない施設に預けられた。

やっと今は抜け出して来たけど、もうこれ以上まともには生きられない。
施設での跡がまだ痛む｣

自分のシャツを捲りお腹を見せる、
右脇腹の傷はいじめの対象になった時された抉られた跡。

これのせいで、激しい運動するとすぐにお腹が痛くなる。

まぁそれも前よりかは治ってきたけど、

痛そうに思ったのか淳太くんは顔を歪ませる

お互い大変そうやねと顔を見合わせた

でも今はそんなことない

2人でいれるだけで今は幸せなんやから

｢ごめんな、悲しい話置いといてカレー食べよ｣

黄｢あっ、うん。｣

すこしそのあとは気まずかったけど、お互いのことを深く知れた気がして嬉しかった。

食べ終わったあとはお風呂。

｢俺の服貸すよ｣

黄｢ありがとう｣

淳太くんがお風呂に向かったと同時に布団を用意しようとする

ん？ないぞ。

叔父さん布団だけ向こうに持って行っちゃったのか

ここは旧叔父さんの家

今は俺が暮らしてるけど、道具はまだ残ってる

ってことはベット1個しかない

仕方ないソファで寝るか