滅亡日記(JW橙×黄) (ページ27)

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26話ページ27

橙side

ほら部屋に一度放った声はすぐに消えていった

これで誰にもバレずに済む

そう思っていたその時だった

後ろから腕が出てきた

なんで、背中合わせで向けて寝てたはずなのに、

いつの間にか寝返りをしてぐるっと回った淳太くんの姿が後ろにはあった

黄｢なんやねん、今の｣

直接すぎる。もう弁解の余地もない

｢淳太くんのことが好きやねん、いいでそれが、俺の思いやから｣

ちゃんと伝えた

鈍感な淳太くんは気づくのかな？

え？こいつ何言ってんの？とかならんかな？

でもその後の反応は訳の分からないものだった

後ろか華奢な淳太くんの腕が体に巻き付く

いわゆるハグの形

｢な、何してんねんっ！｣

黄｢照史のこと俺も好きやで｣

あぁ、不意打ちをつかれたんだ

こんなので言うのはルール違反にすぎない

｢淳太くんの好きとは別の好きなんちゃうの？｣

少しあしらってみた

でも

黄｢照史のことが好きなんやで、友達って思ったことなんてないのに｣

明らかに不意打ちをつかれすぎて、こっちが先に言ったろうと思ってたのに

謎の負けた気持ちになる

でも嬉しかった

｢反対向いてもええ？｣

もっと、淳太くんの顔が見たい

黄｢ええよ｣、

そしてゆっくりと寝返りで振り向くと

かわいいかわいい、淳太くんの顔が

｢本当にだいすき｣

目を見つめあわせたあとそういった