滅亡日記(JW橙×黄) (ページ23)

今日:3 hit、昨日:37 hit、合計:38,279 hit

22話ページ23

橙side

あのあとはというと、

プール入ろうと約束してたくせに、2人でソファに座ってたらいつの間にか寝てるという事件

起きたらもう夕方だし、さすがにびびった。

｢ぶっっ笑｣

黄｢なんやねん、｣

俺が笑った理由、それは

淳太くんのほっぺに残る電源コードの跡

ソファの肘置きに置いてあったコードをそのまま下に寝てしまったらしい

そりゃもうはっきり、くっきりとついてるわけで……

笑うわ。

黄｢お腹も空いてへんしなぁ、今からどうする？｣

｢確かに｣

ご飯はまだ食べたばっか気がして気持ち悪いし、夕方なら少し動くことだって可能だろう

｢散歩いくか｣

誘い方が幼稚園児の子を呼び出すやり方になっちゃった

黄｢まじでっ！いくわ！｣

まんまと淳太くんは乗り気になってくれた。

靴を履いて出かけた先は近くの公園

そこらへんしか空いてるところが無いと思ったから。

今じゃどこもカップルが愛を確かめ合うためのラブホみたいになってる

酷いのは公園、公共トイレどこでもだ。

だから近所の公園は人がいなくて安心する

淳太くんと思い切り話せるわ

｢学校行きたい？｣

黄｢先生来んのに？｣

｢それは行く意味…｣

俺たちはあくまで学生

勉強が仕事だし、さすがに行った方がいいのかなと思ってたけど、

確かに先生おらんのよな

｢あー、明日何しよー｣

叫んだ声が静かな近所に響く

黄｢うっさい｣

｢誰も聞いてへんて｣

だって俺らしかまともなやつおらへんもん