○ ページ29
.
「じゃあ……そろそろ行きましょうか」
『はい』
トウマさんの後に着いて
お会計場所に向かってから、鞄の中からお財布を取り出したとき
トウマさんの足元に白い何かがひらひら落ちた。
『……っ、』
「……」
それを拾ってくれたトウマさんは、少し驚いた様子からでも、すぐに笑顔になって
「どうぞ」
とその丸い紙を渡してくれた。
『……ありがとうござ、』
何やってるの、私……
これって、、
受け取ったのは、
名前と連絡先が書いてある
あの日から少し皺の寄ってしまったコースター。
『あ……わ、たし
……っ…ごめ、んなさいっ』
その時周りの音が途絶えて、自分の胸の鼓動が身体に響いて、息が苦しくて……
「……Aさん?
…………Aさんっ!」
遠退く景色の中で
いつかの誰かに名前を
呼ばれた気がした。
741人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿(プロフ) - ヒヨリさん» ヒヨリさんっ最後までお付き合い頂き本当にありがとうございます!!そう言って頂けて光栄です(TT)次のお話でもお会いできること願っておりますっ…… (2019年9月15日 21時) (レス) id: ae11041bb5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 椿さん» めっちゃ面白かったです!!短編集も見させていただけます。 (2019年9月15日 19時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ヒヨリさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて本当に幸せです(;-;)ゆっくり更新で申し訳ありません。これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!! (2019年8月29日 15時) (レス) id: ae11041bb5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください。応援してます。 (2019年8月29日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:椿 | 作成日時:2019年8月21日 4時