食いしん坊黒猫執事の誕生 ページ36
ベ「では、ここは主様に決めてもらいましょう!」
椿「えっ、私!?」
突然話を振られ、驚いた私は指で自分の事を指した。
ル「そうだね。
主様が決めたことなら、みんな納得するだろうし」
椿「え、えぇ〜……」
夜「ここの一番は主様である姉さんなんすから、当然っすよ。
〈ほら、いつも組の中でやってるじゃないですか。あんな感じで…〉」
椿〈バカッ、父さんに重要案件まっったく回されなかったのよ!
いきなり人……猫生変えるような事…〉
夜〈まぁまぁそう言わず、頑張って下さい!応援してるっすよ〜〉
椿「〈おま、他人事だなおいっ!〉
…そ、そうですね。私としては……この黒猫ちゃんを屋敷に置く事に賛成です。
空から落ちてきて、記憶喪失で、確かに怪しいけれど、不安なのはこの黒猫ちゃんも同じ事。
それに、この黒猫ちゃんは私とロノさんが見つけた。もうこれは、私達の問題。私達がちゃんと面倒を見ないとバチがあたる…と思います。
追い出すのは少し不憫ですし、ここで生活していく内に何か思い出すかもしれませんよ」
自分の思いを一通り言うと、私は黒猫ちゃんの背丈に合わせてしゃがみ、優しく笑って右手を黒猫ちゃんに差し出した。
椿「どう?黒猫ちゃん。
行く宛が無いなら、一緒に住もう?」
私の提案を聞いた黒猫ちゃんはパアッと花が咲いたように笑って喜んだ。
黒猫「はい!!」
元気良い返事をすると、黒猫ちゃんは私の手を取る。
肉球……ぷにぷに……(*´▽`)
黒猫「ありがとうございます!
一生懸命働きますね!!」
夜「良かったっすね!黒猫さん!
(……ほんと姉さんは、
ベ「猫さん。今、この時を持って…。
この御方はあなたの主様です」
…あ、確かにそうだ…。
ベ「ちゃんと執事らしい礼儀作法を覚えてもらいますからね」
黒猫「了解しました!!
よろしくお願いしますね、主様!」
ベリアンさんの笑顔の圧に全く気づかず、天真爛漫な笑顔で黒猫ちゃんが頭を下げる。
椿「こ、こちらこそよろしくお願いします…」
私もおずおずと頭を下げた。
ちなみに、ベリアンさんが黒猫ちゃんに話しかける所から既に私の手は離している。
…私、誰に説明してんだ…?
ロ「今日から俺の後輩ってわけだな。
よろしく頼むぜ、猫!」
黒猫「はい!よろしくお願いします!!」
黒猫ちゃんは元気良くロノさんに頭を下げる。
…ツイ◯テのグ◯ムより素直だ…
イケメンのケンカって、どうしてこう様になるんだろ…→←口は解決策の元
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布教する猫(プロフ) - 橋本アリィさんありがとうございます!コメント返し遅れましたすみません!!m(_ _)m (2022年12月24日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - 楓さんコメント返し遅れてすみません!ありがとうございます!!m(_ _)m (2022年7月6日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
忍狼 - 布教する猫さん» こちらこそごめんね!頑張っててね!応援するね! (2022年6月11日 23時) (レス) id: aba775bb80 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - すみません!m(_ _)m (2022年6月11日 22時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - せっかくのお誘いありがたいのですが、実は今他の人と合作の約束をしてて、出来そうにないんですよ… (2022年6月11日 22時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年5月9日 21時