七話 ページ10
〜花見堂〜
やって来たのは、花見堂。
グリコ「おぉ!桜!」
玲羅「此処、ただ花見るための場所だから。自由に出入りどうぞ」
グリコ「やったぁ」
玲羅「此処は、季節毎に咲く花が変わるから。意外に飽きないぜ、今は春の花だな」
玲羅が次に行こうとした時、グリコが聞いた。
グリコ「ねー、玲しゃん」
玲羅「…何だ?」
グリコ「此処にある花で、花束作って良い?」
玲羅「そうだなァ…これだけ数あるから、少しくらい摘んでも大丈夫だろ」
グリコ「ありがと〜」
そう言うと、グリコは花を摘み出した。
玲羅はグリコに聞いた。
玲羅「誰にやるンだ?」
グリコ「えっとね、骨喰藤四郎と小烏丸」
玲羅「骨喰と小烏丸?」
グリコ「此処まで案内されるのに、色んな刀剣男士と話したけど、小烏丸と骨喰とは紹介以来会ってないから、も一回話したい」
玲羅「いい子だねェ、私なんか人に花束とかあげたことないわ」
玲羅がそう言うと、グリコが玲羅の着物の袖を引っ張った。
グリコ「じゃあ、玲しゃんも作ろうよ」
玲羅「は?」
グリコ「じゃあ、僕はまだ会ってない小烏丸と骨喰に。玲しゃんは、他の刀剣男士に!」
玲羅「え、俺死ぬンだけど。嫌だ、花束作っただけで死ぬのは嫌だ」
グリコ「ほら、やるよー。照れない照れない」
玲羅「…ハイハイ」
〜大広間〜
夜、グリコの歓迎会で刀剣男士達は好きなように食べたり飲んだりしていた。
グリコ「はい、ばみ、パッパ」
骨喰「…俺に?」
小烏丸「これは、綺麗な花だな」
グリコ「これから、よろしくね〜」
骨喰「ありがとう」
小烏丸「ありがとな、何かあったらいつでも父に話すのだぞ」
グリコ「はぁい」
玲羅「頑張った…玲羅は頑張った…!」
玲羅は一人一人に花束配ってました。
清光「主お疲れ様〜、ありがとね」
長谷部「この長谷部…感動です…!」
歌仙「風流だねぇ」
三日月「頑張ったな、主よ」
小狐丸「主様、有難う御座います」
玲羅「いやまず、君達はこの半日でどうやってこれだけの刀剣男士に花束を作ったか、疑問に思った方がいいよ」
グリコ「これから、よろしくお願いしましゅ。玲羅しゃんも他のみんなも」
続く
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作者名:神扇 | 作成日時:2019年11月29日 21時