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ぱっぱって好きなものあるかな?

小烏丸「我も、か?」

グリコ「うん!一緒に行かない…?」

駄目ー?

小烏丸「…いや、父も行こう。子を一人で行かせるのは危険よ」

グリコ「うぇ?」

あんれ?

小烏丸「此処は広い、何者かに目をつけられたら大変よ」

グリコ「にゃっ」

あぁ、そういう理由〜

グリコ「にゅ…何見よっかな〜?」

今四時すぎだし…
あんまり長くいられないんだよにゃ〜…

小烏丸「…子よ」

グリコ「ん?何ー?ぱっぱ」

小烏丸「彼処に簪が置いてある、
見に行かぬか?」

グリコ「かんざし?」

簪って頭に飾るやつだよね?
…ありゃ、ホントにあるわっ

小烏丸「どうだ?」

グリコ「ん!見に行こ!」

ぱっぱ、簪好きなのかな?

ーーーーーーーーーー
(小烏丸視点〜)

グリコ「にゅ…」

子が悩んでいるな…

何か良いものは…

ん?
彼処に簪が… …

…丁度良い、綺麗な柄があったら
子に買ってやろう

小烏丸「子よ…」

ーーーーーーーーーー
万屋・小物(コーナー?

グリコ「おぉ!綺麗なのいっぱいある〜!」

小烏丸「ふむ…」

良い柄は…

ん?これは…

小烏丸「蝶に……青磁色…か、」

対になるな…

これは、映える

グリコ「綺麗っすにゃ〜…」

小烏丸「子よ」

グリコ「む?何?ぱっぱ?」

小烏丸「この簪を付けてみろ」

グリコ「にゅ…?おぉ!似合う?ぱっぱ!」

…似合うな

小烏丸「あぁ、子の髪は赤毛に桃色。対になるから、とても合う」

グリコ「おぉ…!じゃあこれ買うね!」

喜んでくれたか、何よりだ

小烏丸「子よ、その簪は我が買おう」

グリコ「うぇ?でも僕お小遣いあるよ?」

小烏丸「その簪は、父からの贈り物よ」

意味はあるが…まぁいい、

グリコ「にゅ…うん!じゃあぱっぱに買ってもらう!」

小烏丸「ああ、少し待っておけ」

ーーーーーーーーーー
万屋・外

小烏丸「待たせた。さて、帰ろうか」

グリコ「うーい!」



小烏丸「暗くなって来たな…少し急ごうか」

ーーーーーーーーーー
本丸〜

グリコ「ただいまー!」

小烏丸「戻った」

玲羅「ん、お帰り〜結構早かったな。
晩御飯出来てるから、すぐ食堂に来いよ〜」

グリコ「あーい!」

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作者名:神扇 | 作成日時:2019年11月29日 21時

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