箱入り娘の正体は、鬼殺隊の────･･･【鬼滅の刃】

◆48◇ ページ48

・



善逸「･･･っ」

『？』





[ウチの可愛い××に]






善逸(･･･？ な、なんだ･･･？ 懐かしい記憶･･･)








ｶﾞﾗｶﾞﾗ






善逸「！？」

しのぶ「翡翠様･･･！ 目覚めたのですね、良かったです(ﾆｺﾘ」

『あ、胡蝶サマ』

しのぶ「二週間弱寝ていたんですからね･･･！」

『ご、ごめんなさい･･･？』

しのぶ「心配、かけないでくださいよ？」

『はいっ』

しのぶ「カナヲから聞きましたよ、カステラ。 食べれるんですよね？」

『甘味は好きなので･･･』

しのぶ「ふふ、ならよかったです。 糖分補給してくださいね」

『はい、二週間弱も寝ていたのですか･･･』

しのぶ「えぇ。 竈門くんもですよ」

『はっ･･･！？』

しのぶ「竃門くんもそれなりに重体でしたからね･･･！ でも、翡翠様の方が･･････っ」

『胡蝶サマ？』

しのぶ「─────･･･翡翠様」

『はい？』

しのぶ「死なないでください」

『え』

しのぶ「大切な人は死なないほしいです･･･。 姉のように･･･」

『姉･･･っ』

しのぶ「あ、すみません。 とりあえず、休んでいてくださいね？」

『･･･わかりました！』

しのぶ「それでは、失礼しました」




ｶﾞﾁｬﾝ





『胡蝶サマ』





しのぶ「･･･はい？」





突如名前を呼ばれ振り向くしのぶ




『妾は、死にませんよ(ﾆｺﾘ』




しのぶ「！」




『ふふっ』





しのぶ「･･･っ」





ｶﾞﾁｬﾝ




しのぶ(･･･っ！ 涙が･･･溢れだしてきて･･･)





止まらない･･････。









善逸「ね、ねぇ？」

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