鬼札【鬼滅の刃】 参

壱百拾参 ページ24

特別な訓練が始まりました。


その名も“柱稽古”＿＿＿。


柱より下の階級の者が柱を順番に巡り、稽古をつけてもらえるという。


基本的に柱は継子以外に稽古をつけなかった。


理由は単純に忙しいから。


柱は警備担当地区が広大な上に、鬼の情報収集や自身のさらなる剣技向上の為の訓練


その他にもやることが多かった。


しかし禰豆子の太陽克服以来、


鬼の出現がピタリと止んだ現在、嵐の前の静けさとも言える状況であったがそのお陰で


柱は夜の警備と日中の訓練にのみ焦点を絞ることができた＿＿＿。


我妻「・・・らしいよ。」


善逸は炭治郎に“柱稽古”について教えていた。


竈門「そうなんだ・・・！凄いな！」


我妻「何もすごくねぇわ。


最悪だ！！地獄じゃん。


誰がこんなこと考えたんだよ。死んでくれ！！」


恒例の善逸愚痴タイムが始まる。


竈門「格上の人と手合わせしてもらえるって、上達の近道なんだぞ！！」


火に油を注いでいる発言だということに気付かない炭治郎に・・・


我妻「そんな前向きなこと言うんであれば、俺とお前の仲も今日これまでだな！！」


竈門「いたたた！？」


炭治郎の頭に噛む善逸。流石の石頭でも痛いようである。


我妻「お前はいいだろうよ、まだ骨折治ってねぇからぬくぬくぬくぬく寝とけばいいんだよ!


俺は今から行かなきゃならねえんだぞ、わかるかこの気持ち！」


竈門「ごめんごめん・・・。」

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