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10秒が経った。


2人は目を開けた。


「本当に片付いてる……」


「すごい!!」


「そう?」


「大丈夫!?」


「へ?」


「あれ?美彩ちゃんって捕まってたんじゃ?へ?」


「遅いぞ!敦。鏡花。1人で片付けないと行けなかったんだからね!!」


「ごめん。」


「ごめんなさい。」


「怒ってるわけじゃないしいいけどぉ?」


そう。美彩は職業がポートマフィアだから時間には厳しい。


「あぁ。クレープがァァァ。」


「また明日行こ。美彩。」


「うん。行かないって言ったら私ここで……この先は2人でも分かるよね?」


「「うん。/はい。」」


「まぁ3人とも怪我がなくてよかった。先生心配したんですからね!?」


「だから。どうしたのよ。こんなのすぐ終わるわよ。」


「殺しては……ないよね。」


「当たり前でしょ。こんなの殺しても意味無いわよ。」


「今殺していいのは殺せんせーだけだからねぇ。」


そう、美彩は森鷗外に「今は殺せんせーしか殺しちゃダメ!!」と言われているのだ。


「(あんなの無理じゃん。今護身用で使えるけど。)」


「さー!宿に帰りましょう!皆さんが待ってますよ。」


「早く帰ろー!疲れたー。久々にあんなに体力使ったわ……」


「そんなに大変だったんですか!?あの状態で待っててくださってよかったのに……先生の出番あまりなかったです。」


「殺せんせーの出番なんて今はいらないのよ。」


「美彩。お疲れ。」


「うん。早く晩御飯にならないかな〜。」


「晩御飯の時間は決まってるので暇つぶしをしていたらあっという間ですよ。」


「(仕事でもするか……)」


と殺せんせーが言っていることを完璧スルーをする美彩であった。


「殺せんせー烏間先生に後でそっちに行かせてもらいますって言っておいて〜。」


「わ、わかりました。何をするんですか?」


「秘密。烏間先生と鏡花と敦と私とイリーナ先生とのね。」


「そ、そうですか。」


「(本当は殺せんせーも知ってるんだけどな〜。)」


美彩はそう心で呟いた。


勿論美彩がそんなことを考えているだなんて誰も分からない。


分かるのは…


太宰治


だけだ。


「姉さん早く帰ってこないかな〜。」

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issu(プロフ) - そうなんですか……いや、忘れてください!このお話、私好きです。ありがとうございます。 (2018年8月26日 20時) (レス) id: 9f68ff9d03 (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - issuさん» すみません。名前変換が出来ればやっていたのですが、生憎私ではできなくて……すみません (2018年8月26日 18時) (レス) id: c2824c4b11 (このIDを非表示/違反報告)
issu(プロフ) - 自分の名前は入れられないですかね?スミマセン、忘れてくださってもいいです (2018年8月26日 11時) (レス) id: 9f68ff9d03 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - 面白いです!めっちゃ好み! (2018年7月25日 8時) (レス) id: e493a37b33 (このIDを非表示/違反報告)
梨紗(プロフ) - 真昼さん» 教えて下さってありがとうございます! (2018年4月8日 14時) (レス) id: bc16703866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花梨 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)  
作成日時:2017年9月4日 20時

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