Agapanthus (ページ36)

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ぼーぷページ36

･TH

なにこれ。

｢ソクジンさん、他にコンサート映像ないんですか。｣

JN｢んー！あるよ！｣

なんでこんなに和気あいあいしてるの？

ジンヒョンはどんな魔法を使ったの？

リラックスしすぎじゃない？

TH｢A。｣

｢っ！｣

ああほら、俺にはちょっと怯えた顔してるのに

後ろのホソギヒョンにもビビってる。

このヒョン首絞めたらしいからな。

HS｢一昨日ぶりだね？｣

｢……はい、｣

HS｢コンサートの映像みてるの？｣

｢はい、｣

HS｢俺も一緒に見ていい？｣

｢えっと、｣

助けを求めるような目をジンヒョンに向ける。

あーあ、いいなあ。

HS｢……この前は乱暴してごめんね。お詫びにプリン買ってきたよ。｣

あ！

餌付け作戦に移行した。

｢プリン……｣

数々の雑誌の取材で、強いて言うならプリンが好きって言ってたの俺たちはちゃんと知ってるよ。

HS｢そっちいってもいい？｣

｢……はい。｣

まんまとつられちゃうの可愛い。

悪い人たちに誘拐されないかな。

なんて自分たちのことは棚に上げて思う。

HS｢はい、ここ座って。｣

｢……？｣

ホソギヒョンがテレビの正面にあるソファに座って、Aをその下のカーペットの上のクッションに座らせる。

そのままAを後ろからハグするみたいにプリンをスプーンにとって、食べさせようとしてる。

ずるいそれ、俺もやりたいですヒョン。

｢じ、自分で食べられます……！｣

HS｢お詫びだから、ね？｣

｢う、む、｣

無理やり口の中に突っ込んでいく。

お詫びだとか言ってるけど結局可愛がりたいだけじゃん。

HS｢美味しい？｣

｢……おいしいです。｣

HS｢はは、やったー！もっと食べな！｣

｢んぐっ、む、おい、しいっ、む、｣

どんどんと口の中に押し込んでいくから喋れなくなってる。

苦しさと甘くて美味しいって感情が交互に表情に出てて面白い。

JN｢こら、ホソガ。そんなに口の中に詰めてあげないで。｣

HS｢あはは、ごめんなさいってば。｣

｢ん、｣

ごきゅってプリンがAの喉を通る音がした。

｢美味しかったです……！｣

HS｢よかった〜！まだあるよ？｣

｢っ！もう、いいです！｣

まだカップを開けようとするホソギヒョンの手を必死で止めるA。

いいなぁ、俺も遊びたい。

TH｢A、時代劇ごっこしよう？｣

｢へっ、？｣

JN｢はぁ、おばか。｣

たしかAも時代劇に出てたよね？

TH｢ね、A立って。｣

｢え、｣