【梵天】灰谷兄弟を夢中にさせるマシュマロボディの女の子

魅惑のボディ12 ページ14

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竜胆side




慎重にテーブルの上に土鍋を置き焼き鮭とひじきの煮物と沢庵も隣に並べられた



ほかほかの湯気がたつ土鍋の中はかきたま入りの雑炊で、出汁の効いた匂いが空腹の腹に刺激されさっきの欲は少し減少された



『お待たせしました』


「ん、ありがと、いただきます」



俺は茶碗を持ち雑炊を掬い入れて、一口食べると出汁の効いた優しい味付けが空きっ腹と仕事の疲れに染み込み箸が止まらず物凄い勢いで食べた


焼き鮭の塩味とひじきの煮物の甘じょっぱさが雑炊に合いまた食べるペースが早くなる、忘れかけていた沢庵をぼりぼり音をたてながらまた雑炊とおかずを交互に食べてるとあっという間に完食してしまった



「ん、美味かった…ごちそうさん」


『お粗末様でした』


「やばい…もう何もしたくねぇな…」



腹が満たされると次は眠気が襲い何もしたくないし動きたくなくて体を横にする



あぁこれ最高と思いながら何も考えず目を瞑っているといつの間にか寝ていた俺が目を開け妙に右側が暖かいなと視線を向けると



『すぅ…すぅ……』



Aが隣ですやすや気持ち良さそうに眠っていた、あぁ俺そのまま飯食った後ソファーで寝てたのかと寝ぼけながら辺りを見渡し、テーブルの上にあった食器はなく綺麗に片付けられていた



そして俺にかかってるブランケットはAがかけてくれたのかと隣を見るとAは何もかけていなかった


何で自分にはかけてねぇんだよと思いながら俺にかかってるブランケットをかけてすぅすぅ寝てるAを眺める



二人っきりの状態でこんな近くAをまじまじ見るのは何気に珍しい…本当顔は童顔でかわいい顔してんだよなと


Aの顔を見てるといつの間にかやんわりと反応しているムスコにマジか俺と軽く落ち込んだ



だが、俺の右側に当たるありとあらゆる柔らかい体のせいで神経が全部そっちにいき食欲、睡眠欲を満たされ残す三大欲求の一つ性 欲が馬鹿みたいに俺を襲いかかる



てか18歳の女子が男の隣で無防備に寝てるAがわりぃと全ての事を棚に上げて逆ギレした



兄貴ならAが起きようが気にせず好き勝手やってるはずだが、こんな気持ち良さそうに眠るAを起こすのは気が引け俺はそのまま目を閉じほんのり残っていた眠気に身を委ね寝て誤魔化そうとした





だが数十分後、Aのたわわな胸が顔に覆われ息ができず慌てて起きる事になるとは一切思ってない竜胆はすやすやと寝付くのであった。




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