北海道立ハム幼稚園

せんせい、ぼくはしんちょうがほしいです ページ6

＊









さらしの意味を勘違いされているようだが、


私は訂正する気などまったくないので、そのまんまにしとき。








私がここの先生になって、しばらくが経った。









＊








大谷「先生、」


「ん？」



大谷「どうやったら、身長伸びますか。」








・・・。





こいつ・・・幼稚園児にしてもうすでにデカいくせに。


それ以上伸びるつもりか！









「翔平君、君は男の子だよね？

　だから、あせらなくても高校生くらいになったら大きくなるから大丈夫だよ。」








これは、模範解答だな。


すばらしきかな。









大谷「・・・。」


「・・・。」







なのに、その顔はなんだね。









大谷「・・・・先生にきいたのが、まちがってた。」



「・・・。」









はい？








大谷「先生、小さいもんね。」



「うーん、まぁ大きくはないけどね？」







それでもはるかに、幼稚園児の君よりは大きいけどね？








大谷「・・・。」



「・・・なぁに？」









私も成長した。



私は、もう、この挑発には乗らないのよ！









大谷「それに、先生の言ってることあってなさそうだからいいや。」







・・・。







・









・









・









・









・









・









・






「このくそたれがぁぁぁぁぁああああああああああああああ！！！！」









＊

かつぜつのもんだいですか→←さらし、とは

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す