ポジション ページ1
トイレから出て、焦って猛ダッシュで練習室に行ったらギリギリ遅刻しなかった。
ちなみに私が入った瞬間室内の人間の視線(睨みなんだけど)が集中したのは置いといて、数分遅れでジミンとユンギヒョンは遅刻扱い。
無様極まりねえ！フハハ！
何事も無かったかのように柔軟運動をしていると時間ぴったりにソンドゥク氏とダンスの講師のヒョンが入ってきて、ジミンとユンギヒョンがいないことを確認してからこちらへ向き直った。
何やらジョングク君が何か言いたげだったけれどヒョン達は気づいてない。
ジョングク君の視線に気付かないなんて大事案だがあながちユンギヒョンとジミンのことだろうから許す。
そうしている内に遅刻者2人が入ってきて、ヒョンにここぞとばかりに片手腕立て伏せと片脚スクワットのペナルティが課された。練習後にこれはキツいわ。二人とも絶望しててじわる。
なんやかんやでソンドゥク氏の鶴の一声で練習が始まる。なんでも今日は既存曲を合わせて各々の立ち位置を確認するらしい。
…ちなみに、何を隠そう、8人全員で合わせるのは何気に今日がお初である。
とはいえ練習生時代(一応今もまだそうだけど)の2ヶ月間で、大体の既存曲の振りは覚えた。自分のポジションは覚えたといえば覚えたけれど、合わせたことがないのもありうろ覚えだ。
他のメンバーは7人編成で慣れているのでもっと覚えにくいだろう。だからソンドゥク氏はこの時間を長くとることにしたんだろう。
「じゃあいくぞ。
1、2…」
ゆっくりとカウントを始めた講師のヒョン。それに合わせてポジションを意識しながら適当に踊った。
やっぱり他のメンバーは今のポジションはうろ覚えの奴が多くて、ホソギヒョンやジョングク君を中心とした1部のメンバー以外、間違える事が多かった。
TH「あっ…」
『い"っ…』
そう思っていた矢先、ポジションを間違えて動揺してよろけたテヒョンに足を踏まれた。
しかもその後謝罪もなく何事も無かったかのように自分の立ち位置に戻って踊っていた。
猛烈に湧き上がる殺意を、コイツはUMAだから、人の常識が通用しないから仕方ない、と封じ込めた。私えら。後で殺すけど。
その後も何故かジニヒョンの足がもつれて転んだり、何故かナムジュニヒョンが吹っ飛んできたりと色々大変だった。
ええ…7人編成でのポジションが頭に染み込んでるとはいえ新しいポジション覚えるだけでこんなになる？
そう思っていた所で痺れを切らしたヒョンが流石に休憩を指示した。
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ななば(プロフ) - 小説の内容、書き方全てが私好みです。作者様，お忙しいと思いますが続きのほど，楽しみにしています。 (2021年2月16日 10時) (
レス) id: 123ad73358 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月6日 17時) (レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
コトハ - 続きが気になる…！！ (2020年12月26日 14時) (レス) id: 03fa87109a (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - この話めっちゃ面白いです！続きが気になります。更新まってます (2020年5月22日 8時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
かむたん - 続きが気になります…… (2020年1月10日 15時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れく猿 | 作成日時：2018年5月10日 23時
