あいつらの為に自分を売った私を褒めてほしい【東京リベンジャーズ】

○第三十三話 ページ36

取り敢えず、外にでるか。

顔を引き締める。
さらしをお腹に巻く。
にしても私、結構頑張って鍛えたな。
おかげてちゃんと腹筋が割れている。

すうっと息を吸う。
「総長がやられた気分はどうだぁあ！！！

東京卍會！！！！」

「A！！！！

何してくれてんだぁあ！！！！」
ドラケンがこちらに来る。
則、守りを固める。
が、その必要など無かった。
半間があっちに投げてくれた。
「バハっ♡派手な登場だな」
「でしょ？」
背中合わせになる。
「半間ぁ。あんたはドラケン頼んだ。
それ以外は私がなんとかするわ」
「いけんの？それ」
「こちとら体力余ってんだわ。
ちょっと任せなよ。こんなの一人で行けるからさドラケン徹底的に潰しといてくれるか？」
了解して貰えた。


「おい！そこの東京卍會！！！
かかって来いや！！！」
とはいえ、この量およそ百人。
最低三十分だな。確実に動けなくするには。
で、武器を持っている。
しゃっと背中から鞭を取り出す。
因みにこれは重い。慣れないとグォンと振り回すことができない。
まあ、慣れたけども。
これは相手を蹴散らすために使う。
他にも足を狙って振り回し、こかすこともできる。
ひとふりで結構バラける。
少し怯えたが、直ぐに向かってきた。
ちょっと素手でやってみるか。

目の前にいた奴の顔面を殴る。
あ、行けるわ。
そこからは狂ったように潰していった。
あたりには黒いトップクを着た奴。
私達は白。
まるで白百合と黒百合だな。

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