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御幸
ふぅー。危なかったが何とか勝てたな…
やっぱり強豪校と言われるだけのことはあって結構手こずってしまった。
「隣のグランドの歓声すごかったな」
ノリの言う通り、試合中も集中できないくらい向こうから歓声が聞こえてきていた。
だいたい予想はつくがな
鳴目当てで見学に来た人すげーいるだろうし。
試合後のミーティングも終わり、ベンチに座っていた結菜の元へ向かった。
「お疲れ様!すごかったね。…それじゃあ早速、成宮君の所に行きましょうか!」
「お前さ…」
文句を言う前に、グイグイ俺の腕を掴んで鳴達がいるグランドの方へ向かう。
はあー
わざとらしく大きくため息をついてみたが、こいつは全く気にしてないみたいだな…
「鳴くーん♡」
「すごいかっこよかったです♡」
鳴は既にファンであろう子達に囲まれていて、その中心で満足げな顔をしていた。
昔からこう言う奴だったよな鳴は。
「お、一也じゃん!」
少し遠い所から見てたが、俺に気づくと輪から抜け出して俺達に近づいてきた。
さっきまでの勢いはどこに行ったのか、結菜は俺の後ろに隠れて乙女になってやがるし…
「その子、彼女?」
「おう」
結菜が後ろから出てきてペコリと頭を下げる。
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HIKARU(プロフ) - 蝶乱さん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります!! (2020年3月5日 17時) (レス) id: e2128e8a6d (このIDを非表示/違反報告)
蝶乱(プロフ) - はじめまして!全然読みにくくなんてありません!むしろ面白くてめちゃくちゃ更新を楽しみにしおります!第2目も頑張ってください (2020年3月5日 12時) (レス) id: f2a4c0900f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月1日 13時