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「お疲れ様です!」
練習も終わり、部員のみんなにタオルを渡す。
御幸先輩に渡したいけど怖いな
気持ち多分知ってるだろうし、しつこくして迷惑がられても嫌われそうだし…
何もできず、オロオロしているとーー…
「一也!!お疲れーー!」
彼女の浅村さんが嬉しそうにやって来た。
女の私から見ても美人だし、それに胸もあって…
勝ち目ないじゃん!!
持っていたタオルを握りしめ、二人の姿を見ないように急いで部室へと向かった。
御幸先輩嬉しそうだったな…
「あ、Aさん!」
東条君に呼び止められ立ち止まる。
「なに?」
「この間、話してたCDあるけど貸そうか?」
「え!ほんと!」
東条君とは色んな趣味が合いよく話す。
お互いの漫画やCDを貸し借りしたりする仲だ。
「…大丈夫?」
「え、なにが…?」
「いや…御幸先輩の彼女きてたし…」
東条君も私の気持ちを知っていて、よく話を聞いてくれたりしている。
「あー…うん。なんとかね」
そう言い、笑いかけて見せるけど心配したような顔をしてくれていて…本当に優しいと思う。
「ちょっと待っててくれる?持ってくるね」
寮の前で東条君を待っていると、御幸先輩が一人で歩いて来た。
彼女さん帰ったのかな…?
「…お疲れ様です」
「おーお疲れ」
すぐに寮の方へ行ってしまったけど、言葉がちゃんと返ってきてくれた事が嬉しかった。
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HIKARU(プロフ) - 蝶乱さん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります!! (2020年3月5日 17時) (レス) id: e2128e8a6d (このIDを非表示/違反報告)
蝶乱(プロフ) - はじめまして!全然読みにくくなんてありません!むしろ面白くてめちゃくちゃ更新を楽しみにしおります!第2目も頑張ってください (2020年3月5日 12時) (レス) id: f2a4c0900f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月1日 13時