Strawflower (ページ42)

今日:222 hit、昨日:236 hit、合計:642,961 hit

〃ページ42

DK side

デビューを直前に迎えたある日

毎朝のように朝の苦手なAの部屋へ行きAを起こそうとした

扉を開けるといつも気持ちよさそうに寝ているAがいない

リビングにもう行ってしまったのか

Aが宿舎に来るようになってから、朝が苦手なことを知った

ヒョンや弟達には何だか知られたくないみたいで、Aは僕に起こして貰えないかと頼ってくれた

まあ、結局毎朝起こしている時点でバレてしまっているのだけれど…

Aが僕を、人を、頼る姿をあまり見ないからすごく嬉しかった

しかも、ミンギュやミョンホじゃなくて僕を選んでくれたのがすごく嬉しくて、ひとつ返事で受け入れた

本当にAは朝が苦手で、初めて起こしに行った日は苦戦したのを覚えている

それなのに、今日は1人で起きたのだろうか

一通り部屋を見たあと、リビングに向かう

しかし、見回してもAの姿がない

｢あ、ソクミナおはよう｣

ソファーに座りながらパンを食べているハユンヌナが僕に気づく

｢ヌナおはよう

Aどこにいるか知ってる？｣

そう聞くとヌナは少し暗い顔をしながら頷く

｢どこにいるかは知ってる｣