月が見えなくなりそうです

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蓮『 泣き止んだ？ 』


「 …元々泣いてないもん 」


蓮『 目真っ赤にしてそれ言う？ 』


「 ………うるさい 」


蓮『 A先輩ってツンデレだよね可愛い 』


「 蓮くんはストレートだよね 」


蓮『 んーまあ、じゃなきゃ後悔するし 』


「 後悔、？ 」


蓮『 とられたくないから後悔する前に行動にも言葉にもする全力出し切れば後悔しない 』






　









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蓮くんは泣き止むまで傍に居てくれて
泣いてないって言ってもツンデレだねって
頭を優しく撫でながら言ってきて
やっぱり私に蓮くんはもったいない。






　




　









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「 蓮くん ありがとう 」


蓮『 どういたしまして。俺かっこよかったでしょ 』


「 うん、 かっこよかったよ蓮くん 」


蓮『 …惚れた？ 』


「 …ねえ蓮くん、私、蓮くんみたいな素敵な人とは釣り合わないよ、 」


蓮『 釣り合うとか釣り合わないとかある？好きな気持ちが大事じゃない？ 』


「 そう、だね… 」









　
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蓮くんの言ってる事は間違いない
ド正論だ。釣り合う、釣り合わないなんて関係無い




　


　









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蓮『 A先輩 俺と付き合ってよ 』


「 ……でも、 」


蓮『 いいよ今は忘れられなくて 』


「 中途半端な気持ちで、付き合いたくない、蓮くんを利用したくない 」


蓮『 俺が利用してって言っても？ 』


「 ……うん 」


蓮『 なにその間。期待するんだけど 』


「 ごめ…っ 」









 



 








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" ごめん ”

その言葉を発する前に蓮くんの唇に塞がれた
不思議と嫌ではなかった
だからこそ自分の気持ちがどんどん分からなくなる
渡辺の事を忘れきれてない自分と
蓮くんに揺れてる欲張りな自分が好きじゃない









 









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蓮『 ほんとずるいわそういうの 』


「 …ちゅう、した、？ 」


蓮『 期待させたA先輩が悪い 』


「 ごめん、 」


蓮『 何で受け入れたの 』


「 わかんない、 」


蓮『 ……1ヶ月だけ付き合って、そのまま付き合うか別れるか決めてよ 』


「 蓮くんは、それでいいの？ 私、渡辺のこと 」


蓮『 いいよ好きにさせればいいんでしょ？本気だすから覚悟しといて 』



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