月が見えなくなりそうです

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お会計をしたらやっぱり私の方が予算オーバーしていて蓮くんは見事にピッタリで " 俺こういうの得意なんだよね ” そうドヤ顔をして言ってきた 数百円でも男が奢るものだって言って蓮くんは私の分も払ってくれた




　







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蓮『 A先輩負けたから罰ゲームね 』


「 え、聞いてない ！ 」


蓮『 まあそりゃ言ってないし俺 』


「 …のっぽめ 」


蓮『 何？チビちゃん 』


「 蓮くんが大きすぎるだけじゃん 」


蓮『 A先輩が小さ過ぎるってそういう話じゃなくて罰ゲーム受けてってか俺の質問に答えて 』


「 いいよ、？ 」


蓮『 何で俺があげたピアス外してるの 』


「 …特に意味は無いけど外した 」


蓮『 嘘つくの下手なんだから本当の事言いなよ 』


「 ………渡辺にピアス取られちゃって、返してもらったんだけどそこから付けてない ごめんね 」






　


　









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" やっぱり渡辺先輩が絡んでると思った ” 普段とは違う低い声で不機嫌そうに蓮くんが放った言葉。ああ、もう完全に蓮くんに嫌われた。









　








　






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蓮『 で、ピアスどこにあるの 』


「 ポケットに、ある 」


蓮『 付けてくんないの 』


「 …ううん、今から付ける 」







　









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蓮くんから貰ったピアスを耳に付けると満足そうな顔をしてる蓮くん。蓮くんは前に " 俺まじ嫉妬しないタイプ ” と自分で言ってたけど思ったより嫉妬するタイプなのかもしれない。







　




　









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蓮『 俺A先輩の事になると本当余裕無くなるからあんま嫉妬させないで 』


「 ごめんね？ 」


蓮『 A先輩はいつ俺の事好きになってくれんの 』


「 ………… 」


蓮『 …ごめん 』









　









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蓮くんの悲しい表情が見たいわけじゃない。蓮くんと居る時間は楽しくて一緒に居て落ち着くし寧ろ惹かれてく一方なのにどうしても渡辺の事を考えてしまう








　









　
　
　







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「 ううん蓮くんは悪くない 、あと少し気持ちを整理する時間が欲しい ごめんね 」


蓮『 …俺まだチャンスあるって事？ 』


「 ちゃんと考えてるよ蓮くんのこと 」


蓮『 やばい改めて聞くと嬉しい抱き締めていい？ 』


「 だ、だめです！ 」



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