月が見えなくなりそうです

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結局捨てれず渡辺のピアスをバッグに入れた。

ここ半年で変わった事はHRが終わると
蓮くんが必ず教室まで迎えに来てくれる事
もちろん付き合ってるわけではない






　




　









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蓮『 A先輩〜 』


「 蓮くん！今日終わるの早いね？ 」


蓮『 何か担任の話短くて早く終わった 』


「 じゃあ今日は早く帰れるね！ 」


蓮『 俺は早く帰るつもり無いけどA先輩は早く帰りたいの？』


「 …歳上をおちょくらないでください！ 」


蓮『 おちょくってない 俺行きたい所あるからついてきてよ 』


「 いいよ〜 、どこ行くの？ 」


蓮『 んー秘密 』









　





　








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蓮くんと半年一緒に帰ってるけど基本寄り道せず話して解散する事が多かったから蓮くんからついてきてって言葉は珍しかった。

連れてこられた場所は 駄菓子屋さん だった



　

　
　









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「 えっと駄菓子屋さん？ 」


蓮『 そう 俺ここめっちゃ来んの だから連れてきた 』


「 駄菓子屋さん久しぶりでわくわくする！ 」


蓮『 わくわくしてんのまじ可愛い 』


「 っ、早く！いこ！ 」


蓮『 じゃあお互い200円まで 』



　









　









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" 予算オーバーした方が負けね ” なんて純粋な笑顔で言ってくる蓮くんは少女漫画から出てきた好青年に見えた。あれ、蓮くんってこんなにキラキラしてたっけ









　









　









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蓮『 A先輩ゲーム系好きなの？ 』









　




　









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蓮くんが何故こう聞いてきたかと言うと色とりどりの風船ガムが入ってる箱の出っ張ってる部分を押して色の付いた風船ガムが一つ コロン と出てくるのを私が三回もやってるから。






　









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「 楽しくて美味しいでしょ？だから好きなの 」





　









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蓮『 そんなわくわくしてくれんなら連れてきて正解だったわ 』


「 …あ、三回もしたから予算オーバーしちゃった 」


蓮『 ふは、可愛い 笑 A先輩の負けね？ 』









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