月が見えなくなりそうです

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案の定次の日渡辺は美愛ちゃんと付き合った。
渡辺が美愛ちゃんと付き合ってから
私と渡辺は一気に関わる事が無くなった。

辰哉くんと蓮くんと一緒に居る時間が増えて
どんどん渡辺との距離は広がり
辰哉くんと蓮くんとの距離が前より近付いた。

渡辺と美愛ちゃんが付き合って半年経った頃









　









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辰『 昼飯食いに行こ〜 』


「 うん！ あれ、蓮くんは？？ 」


辰『 あーなんか呼ばれてた女の子に モテるねえ 』


「 蓮くんほんとモテモテだよね 凄いなあ 」


辰『 モテ男に追われてるAの方が凄いでしょ 』


「 恥ずかしいから、おちょくらないで 」


辰『 かあいい、先に二人で屋上行っとこ？ 』


「 そうだね！！ 」


翔『 ふっか 俺も飯、いい？ 』


辰『 俺は良いけど、彼女は？ 』


翔『 熱出て今日休んでる 』









　









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辰哉くんが私の方をチラッと見てくる
多分辰哉くんは気にかけてくれてるんだろうな

" A昼飯翔太も一緒で大丈夫？ ”

と耳打ちしてきた辰哉くんに首を縦に振った









　









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辰『 もう屋上で飯食うの寒いかもな〜 』


「 ね、もう11月だもんさむい 」


辰『 そーんな足出してるからだよ 生足たまんねえ 』


「 おじさんみたいな発言しないで スカートは短い方が可愛いの 」


翔『 A俺のカーディガン着る？ 』


「 …っえ、？ 」


翔『 寒いんでしょ 貸すから着なよ 』


「 、大丈夫 」


翔『 良いから着とけ 』





　









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久しぶりに渡辺に話しかけられて
心拍数が上昇した。
彼女居るのにそれはだめだよ渡辺







　









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辰『 あ、目黒来た 』


蓮『 お腹すいた長かった疲れたA先輩癒して 』


「 モテ男は大変だね〜、 いい子いい子する？ 」


蓮『 して欲しいけど男の匂いする 』


翔『 あー 俺のカーディガン貸したから 』


蓮『 彼女いんのにそういう事するんすか 』


翔『 … Aはそこら辺の女とは別だろ 』









　









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" 卑怯っすね渡辺先輩 俺の貸すんでこれ返します ”


そう渡辺に言うと
私から渡辺のカーディガンを強引に脱がせ
自分のカーディガンを私に着せてきた







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