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*《3》 ページ30

To White Lily.


急に手紙なんて、びっくりしただろ。
ごめんな。
でも、今度はお前から会いに来てほしくて、この手紙を書いたんだ。

初めてカフェで会った時の事、覚えてるか?
あの時、「また来たい」って言ってくれたの、嬉しかった。
だからオレも、また会いたいって思ったんだ。

……なあ、A。
今度はカフェじゃなくてさ。
オレのいる所まで来てくれないかな。
あの森に行ったら、必ず会えるから……。





…………。
そのお手紙には、書いた人の名前がありませんでした。
でも、誰からなのかはすぐに分かります。
だって、カフェの事を知っているのは、あの人しかいないんですから。

「会いに行って、いいんだよね……」

部屋の中で一人、窓の外の空を眺めながら。
その星空には雲がかかっていて、まるでこれから起こりうる出来事を予言しているかのよう。
それが何なのかは私には分かりませんが……。
でも、あの店員さんに会えるのなら、きっと素敵なことに違いありませんよね。

「……明日は雨が降るんでしょうか」

そのたくさんの星たちが雲に隠れている様子は、明日の天気を予想させるに充分なものでした。
雨が降るのは、"素敵な不思議"との前兆。
そういえば、あのカフェに行った日にも雨が降っていたっけ。

やっぱり、明日は何かとってもいい事が起こるんですよ。
店員さんに会うなら、明日しかない。
もし雨が降ったら、傘を置いてあの森まで出かけましょう。
会って、たくさんお話して、もしルチさんが許してくれるなら私の部屋にも呼びましょう。

かばんにお菓子を詰めて、枕元に置く。
これは明日、店員さんと食べるものです。
お菓子を一緒に食べながらお話できたら、どんなに楽しいことでしょう。
今からでも楽しみで仕方ありません。
わくわくする気持ちを抱えて、私はベッドに入ったのでした。
……おやすみなさい。


To be continued...

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愛里(プロフ) - この小説大好き。もっと挿絵を増やして欲しい!Twitterフォローしたよ。 (2018年9月2日 16時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 悠真さん» ありがとうございます!!!!そう言われると私も好きになります!!!!(最敬礼!!!!!)(もちつけ) (2017年12月27日 21時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
悠真(プロフ) - 好きです……ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2017年12月27日 0時) (レス) id: 238371ad35 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 李暗さん» バレてしまっては仕方ない。← (2017年12月26日 15時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
李暗 - まじめな顔で面白い事をする鬼神様…第2期…鬼灯ですか? (2017年12月26日 13時) (レス) id: 32a03187a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レウィシア | 作成日時:2017年11月19日 1時

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