男装してても心は女。６【佐野万次郎】

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葵と春千夜が帰ってくるのを待つ



てか、あの二人一緒に任務行くのも嫌がってたのによく受け入れたな



『これも成長か・・・』



ガチャ



アジト入り口の扉が開いた



春「あ``−疲れた、蓮さんに会いてぇ〜」



葵「しっかりしてください、明日も仕事ですよ」



俺に気づいていない二人



葵「蓮さんの怪我、いつ治るかな・・・」



春「あの時、何の役にも立てなかった・・・」



これ、軽く病んでるだろ・・・



蘭達の時と同じように後ろからゆっくり近づく



ギュ



後ろから二人に抱き着く



春「は？」



葵「え？」



『久しぶりだな。二人とも』



固まって動かない二人



『葵？春千夜？』



前に回り込む



『うわっ』



葵「蓮さ〜〜ん！！」



春「蓮、さんゲホゲホ蓮さごふぇ」



二人は泣いていた



春千夜の泣き方汚ねぇ



『おー、お前らの好きな蓮様だぞ〜』



抱き着く二人の頭をなでる



俺よりでかい春千夜、撫でるのが辛い(春、１８４センチ 蓮、１７９センチ)



葵「会いたかったです〜〜！！」泣



『俺も会いたかったぞ、心配かけて悪かったな』



二人をどうにか泣き止ませる



春「怪我はもう大丈夫なんすか？」



『背中の火傷以外はな』



葵「あの時、私たちを庇ったせいで・・・」



完全にネガティブになってるな



『いいんだよ、俺のやりたいことしただけだし、それにお前らが死んだら怪我するよりも悲しいしな』



葵「！私、これからもっと頑張ります！」



春「俺も頑張ります！」



『明日からまたよろしくな！』

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