4話 ページ4
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ｼｬﾝｸｽ「修行はまた今度な。」
そう言って頭を撫でられるのは何回目だろうか。
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この船に乗っているからにはいつかは戦う日がくる。
子供だからという理由で今はまだシャンクス達に戦うのを禁止されているがいつかはと思ってそれなりに強くなりたくて始めた修行だった。
俺にとっては読書の次ぐらいに楽しみにしている大切な時間だった…
海上では万が一が起こった時に危ないからと島に着いた時にだけ教えてくれるという特別な約束だったのに
なのに、
ｳﾀ「シャンクス早く！早く！！」
ｼｬﾝｸｽ「そんなに急がなくても店は逃げねぇよ」
島に着けばシャンクスはうちの歌姫の買い物に付き合って、帰ってきたら皆で宴を開いて、ウタの歌を聞いてで修行なんてものはいつの間にか空約束になっていた。
＿＿＿＿＿＿笑えるだろ。
約束なんて忘れてくれていた方が楽なのに毎回ご丁寧にまた今度、といって頭を撫でるんだ。惨めすぎる。
また今度なんてもう何ヶ月も来てないのに。
ｳﾀ「あっ！Aー！！Aも一緒に行こーよー！」
ｼｬﾝｸｽ「おーそりゃいい！！好きなの買ってやるぞー！！」
そんな俺の気持ちも露知らず、おーい！！！とたいして離れてもいないのに船下からブンブンと手を振り声を上げる2人に手摺に頬杖をつきながら見下せば満面の笑みを浮かべていた。
『...俺は本読むから2人で楽しんできなよ』
ｼｬﾝｸｽ「それ何回目だAー！！！パパは引きこもり反対だぞー！！」
ｳﾀ「ウタもお兄ちゃんが引きこもりなんて嫌だー！！！」
誰が引きこもりだ。
しかも何回目って、シャンクスこそ俺との約束破るの何回目だ。
ﾍﾞｯｸ「うるせぇぞ！Aに構ってる暇あるなら仕事するか！？」
騒ぐ2人に終止符をうつように後ろから急に現れて怒鳴ったベックマンに悲鳴のようなものを上げて楽しそうにかけていく2人の姿を見ていればベックマンはおもむろに俺の頭をぐしゃぐしゃと撫で回した。
ﾍﾞｯｸ「...パパは引きこもりでも大丈夫だぞ」
『それはありがとう、パパ』
落ち込んでると思ったのか、柄にもない事を言うベックマンに笑みが零れる。
＿＿＿＿＿＿少し、気持ちが晴れた気がした。
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空舞(プロフ) - 無理矢理あけたページに書きたかったお話追加しました🙊文字数足りなくてコメント欄に感謝を。評価がいつの間にか1500票越えてました🥲💞完結させた時は1200ぐらいだったのに、、ありがとうございます😭 (10月21日 14時) (
レス) @page50 id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - しらすさん» しらすさん返信がありえないほど遅くなってしまい申し訳ないです🙇🏻♀️💦嬉しいお言葉ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです😭💞 (10月15日 11時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
しらす - え待って待って待って神泣きましたこんな作品をありがとうございますもう、、、大好きです (6月23日 20時) (レス) @page50 id: b9c047ab39 (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - 月詠さん» 月詠さん今更ながらのご返信になり申し訳ないです😭失踪していてすみません、ｯ！そして素敵なコメントありがとうございます🥹そう言っていただけると凄く嬉しいです！ご拝読ありがとうございました🙇🏻♀️ (2023年4月22日 12時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - 、、、は？え、滅茶苦茶涙腺崩壊させてくる神作品なんですが？？？ヤバい、途中胸が苦しくなったわ。完結おめでとうございます、滅茶苦茶面白かったです (2023年1月16日 18時) (レス) @page49 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空舞
| 作成日時：2022年9月2日 17時
