30話 ページ30
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｢ウタも欲しいー！！｣
｢ねぇちょうだいA〜！｣
｢う、ウタじゃないよ！やったのAだもん！｣
｢少しだけ！ね？少しだけ貸してよ！｣
�爐�兄ちゃんなんだから��
.
『...ぁ、れ』
目を開ければそこは見慣れた自分の部屋。
包帯でぐるぐる巻きにされた身体にホンゴウが手当してくれたのかと納得しながら激しく揺れる船内を覚束無い足取りで歩いていれば聞こえてきたのは砲撃音と笑い声、そして泣き叫ぶウタの声だった。
ｳﾀ｢約束したじゃんかｯ！なんで…なんでだよ！！！A！！！あぁぁぁぁ！！！｣
『は、？』
甲板に通じる扉。
そこを開けば見えたのは遠ざかる炎に包まれたエレジアの姿と離れていてもわかる赤と白の二色に別れた珍しい髪色。
ｼｬﾝｸｽ｢！A、っ｣
『なに、どういうこと、、』
わけがわからなかった。
涙を流しながら酒を片手に笑みを浮かべるシャンクス達の姿も
エレジアに残り、泣き叫ぶウタの姿も
全部が全部、わけがわからなかった。
『シャンクス、...』
ねぇ
説明してよ、そう続けたかった。
でも何も言うなと言うように、扉の近くにいたヤソップが俺を抱きしめて問いかけることは出来なくて
ただウタの泣き叫ぶ声だけが耳に届いて
困惑だけが埋めつくしていく。
『、ぁ、れ...』
何も、わからないのに
何も、知らないのに
急に溢れ出てきた涙は止まらなくて呆然とする俺を抱きしめるヤソップの力だけが強くなった。
なんで俺、泣いてんの、？
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＿＿＿＿＿＿それから数時間後だった。
海軍の追っ手を撒き、落ち着いた頃
シャンクスにエレジアで起きたあの惨劇の事実。
そしてその事実を隠すために選択したシャンクス達の答えを伝えられたのは。
�犂蹐覆ぅ筌弔�もしれないだろ��
�狢臂翩廚世辰董�！Aは心配性なんだから〜！��
『はは...だから、言っただろ...』
魔王、トットムジカ。
封印、楽譜...ウタウタの実の能力者。
全てが繋がった。
『少しぐらい、言うこと聞けよ馬鹿...ｯ』
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空舞(プロフ) - 無理矢理あけたページに書きたかったお話追加しました🙊文字数足りなくてコメント欄に感謝を。評価がいつの間にか1500票越えてました🥲💞完結させた時は1200ぐらいだったのに、、ありがとうございます😭 (10月21日 14時) (
レス) @page50 id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - しらすさん» しらすさん返信がありえないほど遅くなってしまい申し訳ないです🙇🏻♀️💦嬉しいお言葉ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです😭💞 (10月15日 11時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
しらす - え待って待って待って神泣きましたこんな作品をありがとうございますもう、、、大好きです (6月23日 20時) (レス) @page50 id: b9c047ab39 (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - 月詠さん» 月詠さん今更ながらのご返信になり申し訳ないです😭失踪していてすみません、ｯ！そして素敵なコメントありがとうございます🥹そう言っていただけると凄く嬉しいです！ご拝読ありがとうございました🙇🏻♀️ (2023年4月22日 12時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - 、、、は？え、滅茶苦茶涙腺崩壊させてくる神作品なんですが？？？ヤバい、途中胸が苦しくなったわ。完結おめでとうございます、滅茶苦茶面白かったです (2023年1月16日 18時) (レス) @page49 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空舞
| 作成日時：2022年9月2日 17時
