【銀魂】転生したら吉原に売られました。【神威】

12話 ページ13

神威side



子供も捕まえて、鳳仙の旦那のところに行くために道を歩いていた。


どの女も男が来ればそこに群がっていく。


まるでハイエナだ。


そんな中、一人の女はこちらを見ない。


黒い髪に赤い瞳…


どこかで見た覚えがある。


「翡翠様、外は冷えます」


翡翠…？


俺はその女に近づく。


「団長？」


「…君は、翡翠？」


『…え、はい』


近くで見てすぐに気づいた。


透き通るような白い肌…


そして、翡翠は第七師団に入っていた男。


彼女は夜兎で、翡翠の娘だ。


「夜兎だよね」


『…え、どうして…』


やっぱり。


俺は彼女の手を取った。


「…一緒に来ない？」


『は？』


「ん？＾＾」


彼女にとっても好機なはずなのに


『…どこに？』


「…えー宇宙」


すると彼女は考え込んだかと思えば


そのまま中に入っていった。


「阿伏兎〜、俺なんか駄目だったかな〜」


「あれ、女くどいてたの？」


「…欲しくなっちゃった」


「そういうのは後にしろぃ。目的忘れんな。すっとこどっこい」


「あ、そうだった」


終わったら、迎えに行くよ。翡翠

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