元竈門家長女は現雲柱【鬼滅の刃】

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？「…さん」
？「Aさんっ！」

女の子の声で目が覚める。
えーと、確か任務でちょっと怪我して、蝶屋敷でお世話になってるんだっけ。…うんうん、確かにそうだ。思い出した。

段々と眠気が覚めてきた私は、横たわっている体を起こした。
『んー…おはよう、アオイちゃん』
アオイ「おはようございます。怪我は大丈夫ですか？」
『うん、平気。怪我って言ってもちょっと骨折れたくらいだし。もうすぐ治るから大丈夫』と、苦笑いしながら言う。

アオイ「痛みが無いのなら良かったです。」
「今日はお昼頃から柱合会議ですので、準備しておいて下さいね。」
『はーい、ありがとね』
アオイ「私は移動しますが、何かありましたらお呼びください。」
『うん、分かったよ』

そう言って出口に向かう背中を見送る。
と思いきや、突然振り向いたアオイちゃんの「くれぐれも無理なさらないように！悪化したら大変ですからね！」という言葉に軽く返事をする。

今度こそ扉を閉めて行ったのを確認して、私は一息つく。
『ふぅ…へへ、柱合会議か〜。皆元気にしてるかなぁ…』



────この時の私は、呑気すぎたのです……。

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