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……何も聞かされてないけど、なんで鬼を連れてるんだろ?
鬼殺隊を内部崩壊させようって魂胆?それとも知り合い?でも鬼と分かり合うなんて…
──それに、あの家に鬼が近寄らないよう、私は……
いやだめだめ、あれは思い出したくないんだから。はぁ〜…
しのぶ「──まぁいいじゃないですか。大人しくついて来てくれましたし、処罰は後で考えましょう」
「それよりも私は坊やの方から話を聞きたいですよ」
喋るのが難しそうな彼を見て、しのぶちゃんが水を飲ませてあげている。
うんうん、やっとあっちの話聞けそうだね。
炭治郎「……俺の妹は鬼になりました」
『…え?』
耳を澄ませていたところに、信じ難い言葉が聞こえてきた。
思わず小さく声を上げてしまった私をよそに話は進む。
炭治郎「だけど人を喰ったことはないんです」
「今までも、これからも 人を傷つけることは絶対にしません」
…妹って、禰豆子のこと?
他の家族は?
何で、禰豆子が鬼に?
──縁を切っただの、もう赤の他人だのはもう関係なかった。そう考える余裕もなかった。
ただただ、唯一の妹が鬼になったという事実が、衝撃で、受け入れられなくて、どうしようもなかった。
…でも、人は喰わないんだ。喰ってないんだ。良かった……
──この時点でAは炭治郎が嘘偽りの無い事実を語っている事を察していた。何年会ってなかろうが、生まれた時から“あの時"まで、一緒だったから。嘘をついている時とついていない時の区別をするのは容易だ。
それが分かったなら、今のところはそれでいい。それだけでいい。
蜜璃「お館様がいらっしゃるまで、とりあえず待った方が…」
『私もそう思います。勝手に処分するわけにもいかないかと』
蜜璃ちゃんの言葉にすぐ同意を表すと、彼はどこか驚いたような顔をしてこちらに視線を移してきた。
彼の目を見てやっと「知らない」と言った事を思い出し、そっと視線を逸らす。
私が露骨に庇ってしまうと、先程彼が言ったのも相まって話がこじれてしまうかもしれない。
そんな考えを汲み取ったのかは知らないが、私に特に何か言ってくる事もなくまた叫んだ。
炭治郎「妹は俺と一緒に戦えます
鬼殺隊として人を守るために戦えるんです」
「だから」
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大正コソコソ話!
“夢主にとって禰豆子が唯一の妹”っていうのは時系列の関係でこういうことになってます!花子ちゃん忘れてないよ
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みこち(プロフ) - せんかさん» 大丈夫です。有難う御座います。 (2023年5月12日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - みこちさん» ありがとうございます!!了解しました〜!夢主ちゃんお話にいてもいいですかね…?() (2023年5月12日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あの、可能でしたら、炭治郎が鬼の攻撃から玄弥を庇い、見た目其の儘に超絶美少女に変わり、知らずに兄貴の実弥が炭ちゃんに惚れて、事情を知らない兄貴を玄弥が呆れて止める…とか (2023年5月11日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
玲亜(プロフ) - せんかさん» ありがとうございます!待ってます! (2023年5月11日 20時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - 玲亜さん» 了解です!!かわいく書けるよう頑張ります!! (2023年5月11日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せんか | 作成日時:2023年3月16日 23時