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第二会議室につくと既に半分くらいの席が埋まっていて、担当の先生が「クラスごと座るように」と呼び掛けている。
前から三年生、二年生、一年生のようで、私たちのクラスであろう席はぽっかり空いていた。
前を歩く永瀬くんが椅子を引いて座る。
私も恐る恐る荷物を置いて、隣に座った。
委員会が始まるまであと三分程。
「なぁ、Aさん」
「はい！」
永瀬くんに話しかけられ、声が裏返りそうになった。
不自然な私の返事に気をとめず、軽く周りを見渡した後こちらを向く。
「俺あのプリント持ってへんねんけど、Aさん持っとる？」
「あ！」
周りの生徒はみんな事前に配られたプリントを机に出していた。
慌ててファイルを取り出し、今朝もらったプリントを引き抜く。
「ごめん！渡し忘れてた」
「ええよ……ん？」
二枚あるうちの一枚を永瀬くんに渡すと、ひらりとその隙間から何かが落ちる。
「なんやこれ」
永瀬くんが拾い上げたその紙に、サアッと体温が引いていくのがわかった。
永瀬くんは拾ったそれを一目見た瞬間、ついていた折り目に沿って二つに折る。
「……すまん、見てもうた」
気まずそうに差し出されたそれは、昨夜私が書いたラブレターだった。
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結愛(プロフ) - 突然すみません。以前他の方の小説を書かれていませんでしたか...？久しぶりに来てみたら大好きだった作品がなくなってしまっていて、頼さんをお気に入り登録していたのでもしかしたらと思いまして...。人違いやご不快に思われたらすみません。 (2020年7月23日 3時) (
レス) id: 515c739cb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月4日 23時
