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早速だけどラブレターを書いてみようと思う。
渡すためではない。まだそんな勇気はない。……まだ。
自分の気持ちを整理するためと、けじめみたいなもの。
取り合えず形からってやつだ。
ラブレターを書くなんて今までの人生で頭にすらなかったのに、永瀬くんになら書きたいと思える。不思議だ。
家に帰ってすぐ机に向かうも落ち着かなくて、とりあえずお風呂に入り、上がったらご飯が用意されたので夜ご飯を食べ、いざ書こうと思うと集中できず課題を済ませ、今に至る。
夜九時。
どきどきしながら机に向かって、デスクライトに照らされた何も書かれていない便箋を見下ろす。
……ラブレターってどう書くんだろう。
一向にシャーペンが進まない。
そりゃそうだ。ラブレターなんて書いたことももちろんもらったこともない。
全然わからない。
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………だめだ」
長くため息を吐きながら机に突っ伏した。
こんなに意気込んだのに、何も書けないなんて。
好きなところはいっぱいある。でも、それを伝えたいかと言われると違う。
突っ伏したまま腕を伸ばし携帯をとり、顔を携帯に向けて『ラブレター 書き方』で検索をかける。
開いたサイトには『自分の気持ちを伝える』『自分のことばかり話さない』等々書いてあって、余計わからなくなってしまった。
自分の気持ちを伝えるのに自分の話はしないの？もうわからない。
私が伝えたいこと。結局、これだけなのだ。
便箋の真ん中に好きです、とだけ書いた。
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結愛(プロフ) - 突然すみません。以前他の方の小説を書かれていませんでしたか...？久しぶりに来てみたら大好きだった作品がなくなってしまっていて、頼さんをお気に入り登録していたのでもしかしたらと思いまして...。人違いやご不快に思われたらすみません。 (2020年7月23日 3時) (
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月4日 23時
