僕らのGuardian ［BTS］

SP No.9 ページ9

資料を捲れば捲る程、Big Hitの社長が優秀なSPを探していたかを思い知らされる。
そのほとんどがサセン問題だった。




芸能人のプライベートまでを侵害して追い掛けるサセン。日本で言う過激なストーカーのようなファンのことで、芸能人、特にアイドルにはこの問題はつきももで悩みの種だろう。




芸能関係に疎い私でもこれぐらいは知っている。
けどここまでひどいとは思っていなかった。





事務所がファンクラブ上で禁止していることを無視してする行為は序の口。
自傷行為の写真を本人に送りつけ愛の深さを誇示してみたり、トイレにまで押しかけて写真を撮ったりするファンまでいるみたいだ。
挙句の果てに殺害予告・・・・・。





「プライベートもおちおちゆっくり過ごしてられないなこれじゃ」





ソラ「でしょ！本当にかわいそう！だから命張って防弾少年団を守ってね！」





「おいおい。私の命の重さがちょいと軽くはしませんか？」





ソラ「だって防弾少年団は韓国の宝だからね！」





「命の重さは人それぞれ平等だい！」





本当にソラと友達でいるのやめようか(怒)




ソラ「まぁ、Aの命は私の宝だから怪我のないようにね」





「・・・・・ソラさん」





やっぱり友達はソラしかいないよ(泣)





ソラ「それにあんたに怪我がないってことは、命を張って守っている防弾少年団も無事ってことだからね！ここ重要！」





「・・・・・」





これ以上ソラに殺意が芽生えないように資料に集中することにした。





護衛対象者が有名なだけに大変な仕事になりそうだな。





「はぁ・・・・・」

SP No.10→←SP No.8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す