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第31話 怪しい男 ページ41

「疲れた……」

「お疲れ!A!」

「んー、お疲れ様……炭治郎」

炭治郎との合同任務の帰りだった。

たくさん走って動いてで大変だったけど

いつも通り天使達が待つ蝶屋敷へ向かった。

2人で任務の反省点を話し合っていた時だった。

蝶屋敷から誰かの叫び声が聞こえた。

『!?』

『!?』

私は会話を止め、蝶屋敷へと走り出した。

まさか、鬼でも出たのだろうか

不安が頭を過ぎる。

が、実際に蝶屋敷の門を潜ると

「離して下さい! 私っ、この子は……!」
大柄な男に俵担ぎをされてるアオイさんと、小脇に抱えられたなほちゃんの姿が。

「うるせぇな。黙っとけ」

「やめてくださぁい」
「離して下さい〜」

わんわんと泣くすみちゃんときよちゃん

「は?? え、ちょ!! 私の天使達になにしでかしとんじゃ巨人!!」

ポカポカ
危ない、私の天使が2人も連れ去られる所だった

出来るかぎりの力で男の大きな背を叩く。

「おら、さっさといくぞ」

は??私の攻撃の意味……

精一杯の力で叩いているつもりなのに、男になんのダメージも入っていないどころか私の事に気づいてすらいないらしい。

「か、カナヲ!!」

アオイさんが必死にカナヲの名前を呼ぶ。

カナヲはとても困惑した表情をしていた。

きっと助けるべきか迷っているのだろう。

「カナヲ!!手伝って!!」

「……!」

カナヲは決心したように ガシッと

私の後ろに来て、2人の手と服の裾を掴んだ。

「地味に引っ張るんじゃねえよ。お前は先刻指令が来てるだろうが」

「……」

「何とか言えっての!! 地味な奴だな!!」

うわっ、なんもそんな叫ぶことないじゃない

カナヲ勇気出して頑張ったのよ!!

「か、カナヲに地味とか言わないで!!」

「……? んだこのチビは。顔だけ派手だな」

チビ?って誰が??え、私??

「はぁ!?」

私はちっさくない。あんたがでかいんだよ巨人が!!

ベシベシ と目の前の大男の背中に蹴りを何発がぶち込む。

「……あ? テメェ……この俺様に蹴りを入れるったぁいい度胸してんなぁ」

ジトリ

振り返った男の目は血のように真っ赤で
逆光に照らされて見えづらいがキレてることだけはわかる。

「ぁぐっ……」
「この俺様に蹴りを入れられたことは少し褒めてやってもいい。がしかし!!

こんなぬるっちぃ攻撃なんかにこの俺様がやられると思ってんのか糞ガキ」

睨まれて固まっている私に

「とっ、突撃ーーー!!!!」

すみちゃんときよちゃんが大男に向かって突進した。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 嘴平伊之助 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう(プロフ) - すきです!!?!!、!!!!!! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» 駄作ですが嬉しいです(*^^*) おかげで更新頑張れます! (2020年3月23日 17時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - このお話好きすぎてやばいです!!きゅんきゅんします!!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
MIKA(プロフ) - ゆうさん» わぁぁぁありがとうございます(泣)コメント嬉し過ぎてにやけ止まりませんほんと、素敵なコメントありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年3月23日 0時) (レス) id: dd92ad6562 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - どきどきします>_<すてきです!! (2020年3月23日 0時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MIKA | 作成日時:2020年3月21日 2時

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